縦書きの封筒に住所を記入する際には、こんな疑問を持つことはありませんか?
「番地は漢数字で書いた方が正式なのでは?」
「23番地を漢数字で書くのは手が止まってしまう!」
「35番地は「三五」と書くのか、「三十五」と書くのか?」
住所の記入方法について意外と悩むものです。
正しい住所を記入していれば間違いなく届くことは理解していますが、誰からも好印象を持たれるよう丁寧に書きたいですよね。
そこで、適切な記入方法を調べてみました!
封筒の宛名、算用数字と漢数字どちらを使う?
調査の結果、日本郵便が推奨する封筒の記入方法では、縦書きでも算用数字の使用が推奨されています。これは配達時に算用数字の方が読みやすいためです。
二桁以上の数字は、縦に書くとさらに明瞭になります。
例えば「1-2-123」という番地であれば、以下のように記入します。
1
番
地
2
|
123
この記入方法ならば、誤解される心配もなくなります。
これで封筒の宛名に迷うことはもうありません!
しかし、調査を深めれば深めるほど、一概に解決しない問題も浮かび上がってきました。
「ビジネス文書を送る際は、縦書きの封筒に漢数字で記入するのがマナーです」という意見もあります。
「やはり縦書きなら漢数字でなければ」と考える方もいます。
したがって、日常的な使用では算用数字が適していますが、履歴書の提出やビジネスでの利用、目上の方への送付など、公式な場では漢数字の使用が望ましいとされています。
漢数字の正しい表記法:「十」か「一〇」か?
漢数字の表記について、特に縦書きで宛名を書く際にはどのように記すべきか迷うことがよくあります。
例えば、10を「十」と表記するか「一〇」とするか、101を「百一」とするか「一〇一」とするか、といった疑問が生じます。
ここでは漢数字の正しい使用方法について探ります。
10の漢数字での表記は「一〇」
漢数字で10を表記する際は、通常「一〇」と記されます。同様に、20は「二〇」、30は「三〇」となります。これらを縦書きで記述する場合は、次のように各数字を個別に書きます。
一
〇
二
〇
三
〇
小見出し:11の表記は「一一」
漢数字で11を書く際には、一般的な「十一」ではなく、「一一」と記されます。12は「一二」、13は「一三」と表記します。
11を縦書きで表記すると、以下のようになります。
一
一
23の表記は「二三」
漢数字で23を表記する場合、「二十三」ではなく、「二三」と記述します。3桁や4桁の数字も、「二千三百四十五」ではなく「二三四五」と表記されることがあります。
例えば、住所が「10-11-231」の場合、漢数字での正しい表記は以下のようになります。
一
〇
|
一
一
|
二
三
一
しかし、このような表記は誤解を招く恐れがあり、間違いを避けるためには数字と数字の間を広めに取るか、算用数字で書くことが推奨されます。
まとめ
漢数字の使用についての要点をまとめると、封筒の宛名には算用数字を使用することが一般的ですが、正式なビジネス文書では漢数字が好まれます。漢数字を縦書きで記述する場合は、大きな単位(十、千)を省略することが一般的です。
封筒の宛名は読みやすさを最優先にし、受け取る人が快適に感じる宛名を心がけましょう。正しいマナーを知ることは重要ですが、過度に難しく考える必要はありません。