ガーデニングを楽しむ中でよく見かける赤い茎を持つ植物として、以下の３種類があります。
- スベリヒユ
ヤブカラシ - アカカタバミ
これらの雑草は除草が難しく、扱いに手間がかかることが多いです。
効果的な駆除方法としては、次のような手段が挙げられます。
- 手で一本ずつ引き抜く
- 刈り取る
- 沸騰したお湯をかける
- 塩水を使って枯らす
- 除草剤を使う
- 食用にする
これらの方法を試しながら、適切な対策を行っていきましょう。
特に、多年生や二年生の雑草は繁殖力が強く、一度根付くと除去が難しくなるため、注意が必要です。
この記事では、赤い茎の雑草の特徴と駆除方法について詳しく解説しています。ガーデニングを楽しむ方々や雑草で困っている方々の参考になれば幸いです。
赤い茎を持つ雑草の正体とその駆除法
【代表的な赤い茎の雑草】
- スベリヒユ
- ヤブカラシ
- アカカタバミ
スベリヒユ
全国どこでも見られる一年生の雑草で、赤い茎と光沢のある緑の葉が特徴です。
食用としても利用可能で、ぬめりを活かしたおひたしやその他の料理で楽しめます。栄養価が高く「スーパーフード」とも呼ばれることがありますが、繁殖力が非常に高いため、注意が必要です。
ヤブカラシ
この蔓性の雑草は強い繁殖力を持ち、茂み全体を覆い尽くすことがあります。
地上部を取り除いても、地下の根茎が残ると再び成長するため、完全な駆除が難しいです。
アカカタバミ
全体が赤紫色でハート形の小葉が特徴的なこの植物は比較的小型で、日本全国で見られます。
種が容易に散布されるため、一度除去しても簡単に再発することがあります。
手動での除草
手動での除草は、時間と忍耐を要する方法です。
雑草を抜いた後は一時的には再生しませんが、地下の根や落ちた種から再び生えることがあります。そのため、定期的に除草する必要があります。
刈り取る作業
鎌や刈払機を使って雑草を刈り取る方法です。抜くよりは速く終わりますが、根が残るため、雑草は再び成長します。
繰り返し刈り取ることで、雑草の光合成を阻害し、根が残っていても生えにくくなることがあります。また、種が成熟する前に刈り取ることで、翌年の雑草発生を防ぐ効果もあります。
熱湯処理
熱湯をかけることで雑草を枯らす方法です。
簡単で環境に優しい除草方法ですが、地下深くの根には効果が及ばないことがあります。
塩水処理
塩水を使うと、雑草が脱水状態になって枯れます。
しかし、塩水を過剰に使うと土壌が塩害を受け、他の植物が生育できなくなるため、畑や花壇では使用を避けるべきです。
除草剤の利用
除草剤を使えば、労力をかけずに雑草を除去できます。特に地下茎が張る雑草には除草剤が効果的ですが、農薬としての除草剤を好まない方は他の方法を選んだ方が良いでしょう。
ペットや子どものいる家庭では、使用前によく考慮が必要です。固形タイプは一箇所に留まって長期間効果を発揮し、液体タイプは適切に希釈して使用します。
個人的な経験では、ラウンドアップが非常に効果的でした。安全であれば、推奨します。環境に配慮した商品もありますが、価格が高めです。
共生を選ぶ
食用になる雑草もあります。食べられる雑草を選んで共生する方法です。食べられる雑草を残し、それ以外の雑草を除去することを繰り返すことで、食べられる雑草が増えます。
この方法は根気が必要ですが、自然環境を楽しむ方には特にお勧めします。
庭園でよく見かける厄介な雑草とは？
庭によく生える雑草とその管理方法について解説します。
雑草には、年間を通じて生存し、2年以上生きる「多年草」と、特定の季節に枯れるものの、種を残して次の春に再び生える「1年草」があります。
以下はそれぞれの代表的な雑草です。
多年草
- スギナ
- タンポポ
- ドクダミ
- クローバー
- ツユクサ
スギナ
春に見られるツクシはスギナの胞子を含んだ茎です。地下に広がる地下茎を持ち、地上では緑色の葉を密に茂らせます。
地道に抜き続けるか、土壌をアルカリ性に変えることで生育を抑えることができますが、一度根付くと完全に取り除くのは困難です。根本から枯らすには除草剤の使用が効果的です。
タンポポ
タンポポは長い根を持っており、引き抜いても根が残りやすいです。種子を持つ綿毛が遠くまで飛び、強い繁殖力を持っています。
見た目が可愛いため、そのままにしておく選択をする人もいます。根が深いため、完全に取り除くには除草剤が有効です。
ドクダミ
古くから薬用として利用されるドクダミは、地下茎が非常に強く、除去が難しいです。
一度生えると取り除くのが困難で、最近では効果的な除草剤も多く市販されています。
クローバー
シロツメクサとしても知られるクローバーは多年草の一種です。地面に這う茎を伸ばし、新しい根を張るため、一部を取り除いてもまた生えてくることがあります。
繁殖力が強く、庭に敢えてクローバーを植える人もいます。除去する場合は、根本から抜くか、マメ科に効果的な除草剤を使用します。
ツユクサ
青い美しい花を咲かせるツユクサも、地下茎を伸ばして繁殖する厄介な雑草です。
しかし、ドクダミやツクシのように食用にもなる野草です。地道に抜き続けることで、ある程度の除去は可能です。
多年草雑草の特徴
多年草は地下茎が張り巡らされており、除去が難しい特徴を持っています。
根絶を目指す場合は、適切な環境であれば確実にラウンドアップを使用することが望ましいです。
一年草
- エノコログサ（猫じゃらし）
- メヒシバ
- ホトケノザ
- ハルジオン
- ブタクサ
エノコログサ（猫じゃらし）
この植物は一般に「猫じゃらし」として知られています。
イネ科に属する雑草で、夏から晩秋にかけて多くの種子を散布します。翌年の発生を抑えるためには、成熟前に草を刈るか引き抜くことが重要です。
メヒシバ
イネ科に分類されるメヒシバは、7月ごろに目立つ細長い穂を複数持ちます。
種子が地面に落ちると次年度に大量発生する可能性があるため、成熟する前に刈り取るか抜くことが望ましいです。
ホトケノザ
ホトケノザは冬に耐える一年草で、3月から6月にかけて紫色の花を咲かせます。
食用ではなく、一般的に除草対象とされています。手で簡単に抜けるため、除去が容易です。
ハルジオン
キク科の植物で、白い小花をつけるハルジオンは、意外と背が高くなります。
小さいうちに抜くことで簡単に除草できますが、高くなりすぎた場合は種が落ちる前に草刈りで対応すると良いでしょう。
ブタクサ
花粉症の原因の一つとされるブタクサは、キク科の植物で黄色い穂を持ちます。
特にオオブタクサは外来種であり、高さが3mに達することもあります。7月から10月にかけて種をつけるため、その前に草刈り機で小さなものを刈り取るか抜くことが効果的です。
1年草雑草の特徴
1年草は大量の種を落とし、次の年に同様に繁茂します。
種が落ちる前に除草することが基本で、除草剤の使用、抜き取り、刈り取りなど、どの方法も効果的です。早めの対応を心がけましょう。
