ラミネートサービスを見つけるのは意外と難しいものです。
通常、コンビニやホームセンターではラミネート加工サービスを提供していることは少ないです。
このようなサービスは、専門の印刷業者が担当することが一般的です。
ラミネートは、紙製品を水濡れから守ったり、飲食店のメニューを耐水性にしたりするのに便利な技術です。
このガイドでは、以下の内容を詳しく解説します。
- コンビニでのラミネート加工の可否
- ホームセンターでのラミネートサービスの有無
- 機械がなくてもできるラミネート加工の方法
具体的に、ラミネート加工が可能な場所について紹介します。
コンビニでのラミネート加工の可能性
多くの方が期待するかもしれませんが、コンビニでラミネート加工を行うことはできません。
コンビニの複合機がラミネート機能を持っていると思いがちですが、実際にはそうではありません。
また、ラミネートに必要な材料もコンビニでの取り扱いはなく、他の場所で購入する必要があります。
コンビニは便利な場所ですが、ラミネート加工については期待しないほうが良いでしょう。
ホームセンターでのラミネートサービスの有無（カインズ・コメリ）
カインズやコメリのようなホームセンターでも、ラミネートサービスは提供されていません。
これらの店舗ではラミネート用の材料や機器を販売していますが、持ち込んだ資料の加工サービスは行っていません。
ホームセンターでラミネートを行う場合、自分でラミネーターを購入する必要があります。
カインズやコメリではラミネート関連商品を扱っていますので、興味がある方はぜひ店舗を訪れてみてください。
地域内で利用可能なラミネート加工店一覧
地元で利用できる主なラミネート加工サービスを提供している店舗には、キンコーズ、アクセア、カメラのキタムラがあります。
これらの店舗では、持ち込まれたアイテムにラミネート加工を施すことが可能です。以下に各店舗のサービス内容を詳しく説明します。
キンコーズの詳細情報
キンコーズは、主に関東地方に展開しており、関西や北海道にも店舗を拡大中の印刷業者です。
今後の店舗拡大も予定されています。オンラインでのラミネート加工受付も行っており、他店と比較してこのサービスが特徴的です。
- 対応サイズ: A4, A3, A2, A1, A0, B5, B4, B3, B2, B1（小さいサイズは大きなサイズをカットして対応）
- 納期: 最短1時間から、即日または翌日受け取り可能
- 料金: 標準加工 A4サイズ 350円、抗菌ラミネート加工 A4サイズ 480円、ラミネートセット（プリント+ラミネート）PDFファイル 1ファイル 550円
飲食店や医療業界での使用に適した抗菌ラミネート加工が、キンコーズの特徴的なサービスです。ただし、持ち込み加工サービス料として1オーダーごとに2200円が必要です。
アクセアの詳細情報
アクセアは国内に広く店舗を構える印刷業者で、他社と比べて価格は高めですが、提供するラミネート加工の種類が豊富です。
- 対応サイズ: A2, A1, A0, B3, B2, B1, B0
- 納期: 3時間、6時間、12時間、翌日から選択可能（枚数により納期が異なる）
- 料金: 厚手マット紙 B3サイズ 1360円、フォト光沢紙 B3サイズ 1450円、半光沢紙 B3サイズ 1450円（料金にはポスター印刷とラミネート加工が含まれます）
目的に合わせたラミネート加工を選ぶ際、アクセアは良い選択肢となります。
カメラのキタムラについて
カメラのキタムラは、全国47都道府県に店舗を持つ有名企業で、主に写真プリントサービスを提供しています。
また、店内でのラミネート加工サービスも行っておりますが、外部からのアイテムへの加工は受け付けていないことをご注意ください。
ラミネート加工の詳細は以下の通りです。
- 対応可能なサイズ：写真L/2L/六切/A4/四切/ワイド四切
- 厚み：選べる厚みは35ミクロンと100ミクロンの2種類です。
- 納期：工場へ送る場合、納期は約1週間を目安としていますが、店舗によって前後する可能性があるため、事前の確認が必要です。
- 料金：サイズや店舗によって異なりますので、利用前に確認することをお勧めします。
家庭で行うラミネートの手順案内
自宅でラミネート加工を行うのは、外部のサービスに依存する必要がなく、非常に便利です。以下にその方法を詳しく説明します。
必要なアイテムは以下の通りです。
- ラミネーター
- ラミネートフィルム
ラミネーターはホームセンターや大型家電店、オンラインストアで簡単に購入でき、多くは10,000円以下で販売されており、価格も手頃です。
ラミネートの基本的な流れは以下の通りです。
- ラミネートしたい素材をフィルムに挟む。
- ラミネーターを事前に温める。
- 素材をラミネーターに通して、熱と圧力でフィルムを密封する。
このプロセスは、アイロンを使う原理に似ています。ラミネーターがない場合、低温設定のアイロンでラミネートを行うことも可能です。アイロンを使用する際は、素材とフィルムの間にキッチンペーパーやハンカチを挟むことが重要です。
アイロンは低温で均一に加熱し、素材を加工することが重要ですが、ラミネーターほど均一な仕上がりにはなりにくく、時には少し波打つことがあります。
100円ショップの便利なラミネートフィルム
「少しのラミネート作業なら高価な機械は不要」と考えることもあるでしょう。そんな時に便利なのが100円ショップで手に入るラミネートフィルムです。
これらのフィルムは、ラミネーターを使わずに手作業で加工できるタイプで、特にダイソーやセリアのような店舗で簡単に見つけることができます。これらのフィルムを使用した加工体験を通じて、使い勝手や効果を詳しく調査しました。手軽に試せる価格で、ラミネート作業を始めるのに最適です。
総括
本記事では、さまざまなラミネートサービスを提供する会社を紹介しました。
持ち込みでラミネートを依頼できる業者も多く、彼らは全国に店舗を構えています。近くにサービスを提供する店舗がある場合は、是非活用してみてください。
また、自宅でDIYラミネートする方法もあり、この方法は材料費を節約し、手間をかけることでコストを抑えることができます。手間を惜しまない方には、この自作方法を推奨します。
家庭でのラミネートは、コストを抑えながら、必要な時にすぐに加工できるという大きな利点があります。利用するサービスもDIYも、ラミネートのニーズに応じて選べる多様な選択肢があります。
