手軽にポストから発送できる速達郵便物ですが、窓口を介さずに発送する際は封筒に特定の印を加える必要があります。
赤い線がその目印となり、通常は目立つようマジックで描かれますが、ボールペンを使った場合の書き方にも工夫が求められます。
今回は、以下のトピックスにフォーカスして、赤線の適切な引き方と各種注意点についてご案内します。
- 赤線に最適なボールペン使用のテクニックと注意点
- 速達郵便物のポスト投函の際の注意事項
- 速達料金の確認方法
- 赤線や料金に関して不安がある場合の対応策
ポストに速達郵便物を投函する際の参考情報として役立てていただければと思います。
速達の赤線をボールペンで書くときのやり方!ポイントを解説
ボールペンを使用して速達用の赤い線を引く際は、はっきりとした太さと長さが求められます。
具体的には、最低でも縦に40mm、横に3mm以上のサイズで赤線を記入してください。これは、郵便局の職員がすぐに速達と認識できるようにするためです。
日本郵便のオフィシャルウェブサイト上では、赤線の厳密なサイズについての規定は掲載されていませんが、あまりにも細い線では速達としての意味合いが伝わらない可能性があるため、十分な太さで記載することが推奨されています。
速達を示す赤線を記す正しい場所は以下の通りです:
- 縦型の封筒や郵便物の場合は、右上の上部に。
- 横型の封筒や郵便物の場合は、右側の側面に。
これは一般的なルールなので、記入場所を誤らないようにしましょう。
「速達」の記載は不要?
速達で郵便を送る際に必須なのは、適切な切手の貼付と赤い印の描写です。そのため、「速達」という言葉を封筒に明記することは、実際には必須ではありません。
たとえ封筒に「速達」と書かなくても、以下の二点がクリアされていれば、ポストに投函した郵便物は速達扱いで配送されます。
- 封筒には郵便料金プラス速達料金分の切手が貼られていること
- 封筒の右上角か右側面に赤い線が引いてあること
それでも不安が残る場合は、安心のために封筒に「速達」と記入しておくのも良いでしょう。
速達郵便物の封筒の記載方法について
速達で郵便を送る際も、封筒の裏面の記載は普段と同様で問題ありません。左側には、差出人の情報として「郵便番号・住所・氏名」をはっきりと記入してください。速達であることを封筒の裏面に書く必要はないのでご安心ください。
速達郵便物の投函ガイド
多くの場合、速達用のポストの入れ口は右側に配置されています。郵便ポストに投函口が一つしかない場合もありますが、二つに分かれている時は、どちらの投函口に郵便物を入れるべきか、表示をよく確認しましょう。
もし郵便局のカウンターを利用する際は、単に「速達でお願いします」と伝えると、速達扱いで処理してくれます。したがって、カウンターへ持参する際には赤線を引く必要はない点に留意してください。
速達料金の詳細について
速達郵便を使用する場合、通常の郵送費用に追加料金が必要です。
例として25gまでの手紙を速達で送る際、84円の基本料金に速達料金が上乗せされます。下記に速達料金の目安を記します。
- 250gまで:追加料金+260円
- 1kgまで:追加料金+350円
- 4kgまで:追加料金+600円
これらの金額は2024年2月時点の料金ですので、変動の可能性があることをご理解ください。最新の情報については、郵便局のオフィシャルウェブサイトをご覧ください。
上記の料金に基づくと、25gまでの手紙の速達料金は以下のようになります。
項目 | 金額 |
---|---|
基本郵便料金 | 84円 |
速達料金 | 260円 |
合計必要切手額 | 344円 |
したがって、25g以内の手紙を速達で送る際には344円分の切手が必要です。
速達郵送における不安を解消するヒント
速達郵送をする際に赤線の引き方や料金について不安がある場合は、最も安心できる方法は郵便局のカウンターに持ち込むことです。
郵便局の職員に直接「速達で送りたい」と伝えれば、後は全て行ってくれるので心配はいりません。この場合、赤線を自ら引いたり、「速達」と封筒に記載する手間も省けます。
しかしながら、郵便局がお休みの日曜日などは、カウンターも休業しているため、注意が必要です。もしもそのような日に限って速達を送りたいのであれば、郵便ポストへの投函が必要になります。
ポストに投函する際は、最も注意したいのが速達料金を適切に貼り付けているかどうかです。料金が不足していると、送り物が差出人の元に戻ってくる恐れがあります。
また、差出人の住所などが不明だったりすると、受取人が追加料金を支払う可能性が出てくる場合があるので、二重に注意が必要です。
郵便局の公式ウェブサイトを利用すると、料金の自動計算ツールがあるので、不安な方はこちらも活用してみてください。
総括:速達郵便の赤い線をボールペンで引く際のヒント
本稿では「速達用の赤い線の引き方とその際の細かいポイント」についてご説明しました。
- ボールペン使用時の速達マークの目安サイズは「横幅40mm以上×縦幅3mm以上」が望ましい。
- 細くて薄い赤線の場合、速達として認識されないこともあるので注意が必要です。
- 縦の封筒には右上部、横の封筒には右側面に速達マークを記入するのが一般的です。
- 速達郵便を利用する場合、通常の料金に加えて速達料金の切手を用意する必要があります。
- 速達郵便をポストに入れる時は、速達用の投函口が別にあるか確認してください。
- 速達の書き方や料金に不安がある際は、郵便局カウンターに直接相談することをおすすめします。
急用であっても、郵便の手続きでミスをしないためにも冷静な対応が求められます。急いでいる際も、一息ついてから手続きに取り掛かりましょう。