SMS of Deathの確認方法は?Androidのスマホが対象か見分ける手順

SMS of Deathの確認方法は?Androidのスマホが対象か見分ける手順 ガジェット

SMS of Deathの対象かどうかは、Androidのバージョンと「Android セキュリティ アップデート」の日付で確認できます。

研究者の公開情報では、Android 14〜17は2026年10月のアップデートで修正が入ったとされ、Android 12・13には修正がないと説明されています。

SMSを開かなくても起きるとされるため、ふだんの注意だけでは防ぎにくいのが特徴です。

この記事では、状況別にやることと、設定アプリでの確認方法、修正の時系列、Android 12・13の場合や再起動を繰り返すときの対応をまとめました。

※2026年11月2日時点の情報です。

最新の情報は公式サイトでご確認ください。

SMS of DeathでAndroidは大丈夫?確認方法は「バージョン」と「日付」の2つ

SMS of DeathでAndroidは大丈夫?確認方法は「バージョン」と「日付」の2つ

Android 14以上で、セキュリティアップデートの日付が2026年10月以降なら、修正が入った水準と考えられます。

SMS of Deathは、セキュリティ研究者が2026年10月29日に公開した、Androidの電話の仕組みの不具合の呼び名です。

報道では、CVE-2026-58882という番号で扱われています。

研究者によると、不具合はAndroid 12から16で再現が確かめられています。

修正は2026年10月のセキュリティリリースで、Android 14から17に届けられたとのことです。

研究者は、2026年10月のパッチレベル以降なら守られると書いています。

再現に使われた端末には、2026年4月のファームウェアのGoogle Pixel 9も含まれていました。

発売から日が浅い機種でも、更新を入れていなければ対象になりうるということです。

まずは下の表で、自分に近い状況を探してみてください。

自分の状況 今どうなっているか・見込み 取る行動
Android 14〜17で、日付が2026年10月以降 修正が入った水準とされている 自動アップデートを続け、次の月の更新も入れる
Android 14〜17で、日付が2026年10月より前 修正の前の水準。更新が届けば直る見込み 「ソフトウェア アップデート」を開く。届かなければ機種の配信予定を見る
Android 12・13 研究者は修正がないと説明。どちらもGoogleの修正の対象から外れたと報じられている 上のバージョンへの更新を探し、なければ買い替えも含めて相談する
Android 11以前 2026年10月の公開情報の修正の対象(14〜17)に入っていない 新しいバージョンに対応した機種への切り替えを考える
通話が急に切れる・再起動を繰り返す 画面の表示だけでは原因を見分けられない 初期化を選ぶ前に、キャリアやメーカーの窓口に相談する

表は、研究者の公開ページと、Googleやメーカーの公開情報、報道で確かめた内容で作っています。

日付が2026年10月より前でも、更新が届けば修正が入る見込みです。

ただし、修正の範囲や届く時期は機種や通信会社で違い、すべての端末で同じ日に直ると保証されたわけではありません。

更新を入れたあとに、設定アプリで日付が変わったかを見ておくと確実です。

実際に広がっているの?

研究者は、仕組みを確かめるためのコード(実証コード)も公開しています。

一方で、実際に悪用されたという情報は、研究者の公開ページにも、確認した報道にも書かれていませんでした。

日本の通信会社やメーカーからの、この件の案内も見つかりませんでした。

今は慌てずに、自分のスマホの更新の状況を確かめておく段階です。

家族のスマホもまとめて確かめたい

確認の手順は、どのAndroidでもほぼ同じです。

自分のスマホで日付を見たら、家族のスマホも同じ手順で見ておくと安心です。

特に、何年も同じ機種を使っている場合は、Android 12・13のまま止まっていることがあります。

具体的な画面の項目名は、3つ目の見出しで順番に説明します。

SMS of Deathとは?SMSを受け取るだけで電話の機能が止まる仕組み

SMS of Deathとは?SMSを受け取るだけで電話の機能が止まる仕組み

細工されたSMSを受け取ったときの自動の処理で、Androidの電話の機能を受け持つ部分が止まる不具合です。

リンクを押したりアプリを入れたりしなくても起きるとされる点が、ふつうの迷惑メッセージとの違いです。

ここでは、なぜ気づきにくいのか、何が起きるのか、アップデートで何が変わるのかを順に見ていきます。

受信箱に出ないのはなぜ?

研究者の説明では、WAP Pushと呼ばれる形式のSMSの中身を読み取る処理に、数値の確認が足りない部分がありました。

細工されたSMSが届くと、長さを表す値がマイナスとして扱われ、電話の機能を受け持つ部分(com.android.phone)が止まるといいます。

この処理は、SMSを受け取った時点でAndroidが自動で行います。

問題のSMSはメッセージアプリに表示されず、送り主の番号も見えません。

通知も出ないため、利用者が何もしないうちに処理される、いわゆるゼロクリックの形です。

報道でも、操作がいらないため、不審なメッセージに気をつけるふだんの注意は守りになりにくいと指摘されています。

通話が切れる・緊急通報・再起動などの影響

研究者の検証で確かめられた影響は、次のとおりです。

  • 通話中の電話が切れる(110番や119番などの緊急通報も含む)
  • 1通ごとに1〜2秒ほど、電波をつかめない状態になる
  • 通信会社が送り直すため、1通で最長1週間ほど、ときどき止まる状態が続いた
  • 約20通を受け取ると、長い時間まともに使えなくなる

問題のSMSは端末の中の処理待ちの場所に残り、起動するたびに読み込まれるといいます。

Android 12の端末では、Androidの復旧の仕組み(RescueParty)が働き、約90秒ごとにリカバリー画面へ再起動を繰り返す例も報告されました。

研究者は、Google Pixel 9(2026年4月のファームウェア)と、Aシリーズを含むSamsung Galaxyで、すべて再現したと説明しています。

ただし、影響する端末や通信会社の網羅的な一覧はないと報じられています。

アップデートで何が変わる?

研究者によると、Googleの修正は、問題のSMSを読んだときのエラーを受け止めて、電話の機能が止まらないようにするものです。

あわせて、原因になったメッセージを処理待ちの場所から消すしくみも入りました。

修正が入った端末では、同じSMSが届いても止まらず、起動のたびに読み込まれることもなくなると説明されています。

だからこそ、更新を入れることが、利用者にできるいちばん具体的な対策になります。

SMS of Deathの確認方法:Androidのバージョンとセキュリティアップデートの日付の見方

SMS of Deathの確認方法:Androidのバージョンとセキュリティアップデートの日付の見方

設定アプリの「デバイス情報」から、バージョンとセキュリティアップデートの日付を見られます。

日付が古ければ、「システム」の「ソフトウェア アップデート」から更新しましょう。

手順はAndroidヘルプの案内どおりで、機種によって項目名が少し違うことがあります。

設定アプリでの確かめ方

  1. 設定アプリを開く
  2. 「デバイス情報」をタップする(タブレットは「タブレット情報」)
  3. 「Android バージョン」をタップする
  4. 「Android バージョン」と「Android セキュリティ アップデート」の表示を見る

この画面には「Google Play システム アップデート」の日付も出ますが、今回見るのは「Android セキュリティ アップデート」のほうです。

Googleの2026年10月の公開情報は、パッチレベル2026-10-01以降で、その月の問題すべてに対処していると説明しています。

項目が見つからないときは、設定アプリの上の検索欄に「セキュリティ」や「アップデート」と入れると探しやすくなります。

アップデートのやり方と準備

  1. 設定アプリを開く
  2. 「システム」をタップする
  3. 「ソフトウェア アップデート」をタップする
  4. 表示された状況を見て、画面の案内に沿って進める

通知が届いている場合は、通知から進めても構いません。

更新の途中は、スマホが使えない時間がある点に気をつけましょう。

たとえばソフトバンクは、Android One S3の更新中は発着信ができず、110番・118番・119番の緊急通報もできないと案内しています。

完了まで最大20分ほどかかる場合があり、更新の通信料は無料とされています。

電池を十分に充電し、Wi-Fiなどの安定した通信につないで、大事な電話を待っていない時間に始めましょう。

キャリア版は日付が少し遅れて届くことがある

キャリアで買った機種は、少し前の月のパッチレベルが届くことがあります。

ドコモのAQUOS wish5 SH-52Fのページでは、2026年9月24日に始まった更新で、パッチレベルが2026年8月になると案内されています。

その前も、7月22日の開始で2026年6月、5月18日の開始で2026年4月でした。

このように、2か月ほど前の月のパッチレベルが届く例があります。

11月の初めに日付が2026年8月や9月でも、すぐに不具合というわけではありません。

ドコモは型番で探せる「提供中のソフトウェアアップデート情報」のページを用意しているので、機種のページで次の予定を確かめましょう。

Google Pixelのヘルプも、配信は通信会社や機種ごとに少しずつ進み、数週間かかる場合があると説明しています。

SH-52Fでは、新しいソフトウェアを自動でダウンロードし、深夜2時から6時の間に書き換える仕組みです。

すぐに入れたいときは、通知の「今すぐ再起動」か、設定の「システム」から進めると案内されています。

更新にかかる時間は約11分が目安で、更新中は通話の発着信を含むすべての機能が使えないとされています。

通知を消してしまったり、しばらくオフラインだったりした場合は、自分で「ソフトウェア アップデート」を開いて確かめるのが確実です。

SMS of Deathの修正はいつ?時系列と対象バージョン

SMS of Deathの修正はいつ?時系列と対象バージョン

修正はAndroid 14〜17が対象で、Android 12・13は対象から外れています。

研究者の公開情報と、Googleやメーカーの公開情報を日付順に並べると、次のようになります。

日付 できごと
2026年5月5日 研究者がGoogleに報告
2026年6月15日 Androidのソースコードに修正が入る
2026年10月5日 Googleが10月のAndroidの公開情報を出す(パッチレベル2026-10-01)
2026年10月6日 Samsungが10月の更新情報(Android 14〜17)を、GoogleがPixel向けの10月の公開情報(2026-10-05)を出す
2026年10月 研究者によると、10月のリリースでAndroid 14〜17に修正
2026年10月29日 研究者が仕組みと実証コードを公開
2026年10月30日 海外や韓国の報道が相次ぐ

表のとおり、修正そのものは公開の前に用意されていました。

報道によると、Googleは当初この報告をセキュリティの問題ではないと判断していて、その後10月のアップデートで修正が入ったと伝えられています。

CyberInsiderは、研究者が5月の報告のあと、追加の問い合わせでGoogleの判断に異議を伝えていたと報じました。

同じ記事は公開の時点ではCVE番号がないと書き、のちの追記で、10月のアップデートでCVE-2026-58882として修正が出たと更新しています。

イタリアのSmartWorldも、Googleが報告を何度か退けたことと、修正が6月15日にできていたことを伝えました。

書かれた時点が報道ごとに違うため説明は少しずつ分かれますが、2026年10月以降のパッチレベルに更新するという点は共通しています。

10月の公開情報に番号が載っていない点

Googleの2026年10月の公開情報には、CVE-2026-58882の番号もWAP Pushという言葉も載っていませんでした。

Samsungの10月の更新情報や、Pixel向けの10月の公開情報にも見当たりません。

GrapheneOSは、11月の公開情報に載る見込みだと伝えたと報じられています。

Googleの公開情報は原則として毎月第1月曜日に出ますが、11月の分は11月2日に確かめた時点ではまだ見られませんでした。

番号が正式に載るかどうかは、11月の公開情報で確かめられる見込みです。

Android 12・13はサポートの期間が終わっている

研究者は、Android 12・13はセキュリティアップデートの期間を過ぎ、同じ仕組みのまま修正が入らないと説明しています。

Android 12は2025年3月31日で修正が終わったと報じられ、2025年4月の公開情報から対象に入らなくなりました。

Android 13は、2026年3月初めから修正の配信が止まったと、ドイツのheise onlineが伝えています。

heise onlineは、2025年12月のGoogleの集計でAndroid 13の割合が13.9%、4億1700万台を超えるとも伝えています。

古いバージョンのまま使っている人は少なくないため、家族の端末も含めて見ておくとよいでしょう。

ライフハッカー・ジャパンも、Statcounterの数字として、世界のAndroidスマホの約12.5%がAndroid 12だと紹介していました。

9to5Googleは、Android 12のまま使われている端末の多くは、それより前に更新が止まっていたと伝えています。

SamsungでAndroid 12の更新がいちばん長く続いたGalaxy S10シリーズも、2023年に公式の更新が終わっていたといいます。

Android 11以前の端末も、2026年10月の公開情報の修正の対象には入っていません。

Android 12・13のスマホを使っている場合の対策

Android 12・13のスマホを使っている場合の対策

Android 12・13のままでは修正を受け取れないため、上のバージョンへの更新か、機種の切り替えを考えることになります。

すぐに使えなくなるわけではありませんが、これから見つかる不具合の修正も届かない状態です。

ここでは、確かめる順番と、買い替えるときの目安をまとめます。

上のバージョンへの更新と「Google Play システム アップデート」の違い

まず、「ソフトウェア アップデート」から、Android 14以上への更新が届いていないかを確かめます。

キャリアで買った機種は、キャリアの機種別の更新情報も見ておきましょう。

Android 12・13のスマホでも、Googleのアプリや一部の部品は、Google Playを通じて更新が続くと報じられています。

ただし、OSの中心の部分の修正は、その更新では届かないと説明されています。

「Google Play システム アップデート」の日付が新しくても、今回の修正が入ったことにはなりません。

見るのは、あくまで「Android セキュリティ アップデート」の日付です。

買い替えるならサポート期間を比べる

更新が届かない場合は、セキュリティアップデートを長く受けられる機種への切り替えも選択肢です。

主なメーカーの案内を並べると、次のとおりです。

メーカー・機種 案内されている更新の期間・間隔
Google Pixel 8以降 OSとセキュリティのアップデートを7年間
Google Pixel 6・7シリーズ、Pixel Fold 5年間(Pixel 5a以前は提供終了)
Samsung Galaxy 最長7年(2024年1月から)。毎月・3か月ごとなど機種で間隔が違う

Pixelの期間は、米国のGoogle Storeでの販売開始日から数えると案内されています。

ライフハッカー・ジャパンは、Pixel 9aなら2032年までのサポートが見込めると紹介していました。

Samsungの一覧では、Galaxy S26 Ultraなどが毎月、Galaxy S22 UltraやGalaxy A16 5Gなどが3か月ごとの区分です。

3か月ごとの機種は、修正が届くまでに時間がかかることがあります。

Samsungによれば、OSやセキュリティ更新の提供は国や通信会社、機種によって違うとのことです。

日本のキャリアで買ったGalaxyは、キャリアの機種別の更新情報もあわせて見ておくと、届く時期の見当がつきます。

ほかのメーカーも期間は機種ごとに違うので、価格だけでなく、あと何年更新を受けられるかも比べてから選びましょう。

電話が急に切れる・再起動を繰り返すときの対応

電話が急に切れる・再起動を繰り返すときの対応

再起動が止まらないときは、自分で初期化を選ぶ前に、キャリアやメーカーの窓口に相談するのが確実です。

通話が切れたり再起動したりする原因は、電波の状況や本体の不具合などさまざまで、画面だけでは見分けられません。

落ち着いて、次の順に対応しましょう。

通話・緊急通報が切れたとき

研究者の検証では、電話の機能は1〜2秒ほどで立ち上がり直すとされています。

通話が切れたときは、少し待ってからかけ直すことが考えられます。

携帯電話からの119番には、ふだんから覚えておきたい点があります。

名古屋市は、通報のときに自分の携帯電話の番号を伝えるよう案内しています。

場所や様子を確かめるため、消防から折り返しの電話がかかることがあるからです。

通報のあとは家族や知人に電話をかけず、到着まで電話に出られるようにしておくのが大切だそうです。

相模原市も、通報後は電源を入れたままにし、電波が弱いときは固定電話や公衆電話を使う方法を挙げています。

GPSをオンにしておくと、通報した場所がより正確に伝わるとも説明されています。

再起動を繰り返すときは初期化の前に相談

研究者は、パソコンとADBという開発者向けの道具で、処理待ちに残ったメッセージを消す方法を紹介しています。

ただし、パソコンの操作に慣れていない人には難しい方法だとも書かれていました。

研究者は、リカバリー画面でデータを消す項目を選ばないよう注意しています。

自分で操作するのが難しいときは、キャリアのショップやメーカーの修理窓口に、Androidのバージョンと日付、症状が出た時間を伝えて相談しましょう。

仕事用や学校のスマホは、管理している部署に相談するのが近道です。

ふだんのバックアップと相談窓口

もしものときに備えて、バックアップを取っておくと安心です。

Androidヘルプでは、設定アプリの「Google」から「すべてのサービス」「バックアップと復元」と進み、「今すぐバックアップ」を選ぶ方法が案内されています。

アプリとアプリのデータ、通話履歴、連絡先、端末の設定、SMSとMMSが保存され、無料で最大15GBまで使えます。

復元は、バックアップしたときと同じか、新しいAndroidのバージョンの端末に行う決まりです。

保存や復元には24時間ほどかかる場合もあるため、時間に余裕があるうちに一度済ませておきましょう。

技術的なことを相談したいときは、IPA(情報処理推進機構)の情報セキュリティ安心相談窓口も使えます。

電話は03-5978-7509で、受付は10時から17時(土日祝日・年末年始を除く)、1回30分以内とされています。

端末の個別の調査や操作の案内は受け付けていないので、修理や操作はキャリアやメーカーの窓口に相談しましょう。

まとめ:SMS of Deathはまず設定アプリで日付を確認

SMS of Deathは、Android 14以上でセキュリティアップデートの日付が2026年10月以降になっていれば、修正が入った水準と考えられます。

状況ごとの次の行動は、次のとおりです。

  • Android 14〜17で日付が2026年10月以降:自動アップデートを続ける
  • 日付が古い:「ソフトウェア アップデート」を開き、キャリア版は機種の配信予定も見る
  • Android 12・13:上のバージョンへの更新を探し、なければサポート期間を比べて買い替えも考える
  • 再起動が止まらない:初期化を選ぶ前に、キャリアやメーカーの窓口に相談する

11月の公開情報が出たら、内容をあらためて確かめておきましょう。

【参考・出典】

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