セゾンカードを持ってないのに「ご利用確認」のメールが届いたなら、それはセゾンカードを名乗る詐欺メール(フィッシングメール)と考えてよいです。
リンクは押さずに削除しましょう。
「ビックカメラに行っていないのに利用の連絡が来た」「差出人が見慣れないアドレスだった」と不安になる人は少なくありません。
2026年10月18日には、セゾンカードも高額利用を装うフィッシングメールへの注意を呼びかけています。
この記事では、本物ではない理由、差出人「cuenote.jp」の正体、見分け方、状況別の対処法をまとめました。
※2026年10月18日時点の情報です。
最新の情報は公式サイトでご確認ください。
セゾンカードを持ってないのに届くメールは詐欺?本物ではない3つの理由

カードを持っていない人にセゾンカードから利用の連絡が来ることはなく、差出人・連絡方法・時期のどれを見ても公式のメールと合いません。
根拠は次の3つです。
| 確かめる点 | セゾンカードの公式の案内 | 届いたメール |
|---|---|---|
| 差出人のドメイン | @mail.saisoncard.co.jp、@mail2.saisoncard.co.jp、@cs.saisoncard.co.jp、@saisonid.com の4つだけ | info@cuenote.jp など、4つ以外のドメイン |
| 利用の確認方法 | 利用の疑いがある取引の確認はSMSで行い、メールでは連絡しない | メールで「利用確認」を求めている |
| 同じ手口の注意喚起 | 2026年10月18日に「ご利用確認のお願い」「利用内容の確認」などの件名の偽メールを注意喚起 | 高額の利用があったように見せかけている |
セゾンカードの公式の解説記事では、4つのドメイン以外から届いたメールは偽メールと判断してよいとされています。
2024年10月のお知らせでは
「当社からご利用確認としてメールでお客様にご連絡をすることはございません」
とも明記されています。
カードを持っていない以上、メールに書かれた利用日や利用店は事実ではありません。
その日に仕事をしていても、店に行っていなくても、気にする必要はありません。
2026年10月18日には、X(旧Twitter)でもセゾンカードを持っていない人から「利用確認のメールが来た」という投稿が複数あり、書かれた店はビックカメラや楽天市場など人によって違いました。
大切なのは、メールを受け取った後に何をしたかです。
自分の状況に当てはめて、次の表で行動を決めてください。
| 自分の状況 | 今どうなっているか・見込み | 取る行動 |
|---|---|---|
| メールを見ただけで、リンクは押していない | セゾンカードの解説では、偽物と判断したらURLにアクセスせず削除すればよいとされる | 返信せずに削除する。報告するなら公式窓口へ転送 |
| リンクを押したが、何も入力していない | セゾンカードの解説では、開いただけなら大きな被害の可能性は低いとされる | ページを閉じてメールを削除する |
| 偽サイトに別のカードの番号などを入力した | カード情報が盗まれたおそれがある | そのカード会社にすぐ連絡し、利用停止と再発行を頼む |
| 偽サイトにIDやパスワードを入力した | 同じパスワードのサービスに不正ログインされるおそれがある | 入力したパスワードと、使い回している他サービスのパスワードを変える |
| セゾンカードの申し込みに心当たりがある | 本物の連絡かどうかはメールだけでは判断できない | リンクは使わず、公式サイトやアプリ「セゾンPortal」で確かめる |
カード番号やパスワードを入力してしまった場合は、削除するだけでは足りません。
具体的な手順は「届いたときの対処法」の章で説明します。
差出人「info@cuenote.jp」のメールはセゾンカードと無関係

cuenote.jp は実在するメール配信サービスのドメインですが、運営会社がこのドメインを偽装した迷惑メールに注意を呼びかけています。
「実在する会社のアドレスだから本物かも」と考えるのは危険です。
「cuenote.jp」は、ユミルリンク株式会社のメッセージングサービスCuenote(キューノート)のドメインです。
企業向けのメール配信やSMS配信のサービスで、公式サイトでは2,900を超える導入実績があるとされています。
そのユミルリンクは、2026年9月1日に「当社サービスのドメインを騙った迷惑メール」についてお知らせを出しました。
cuenote.jp を偽装したフィッシング詐欺やなりすましのメールが複数確認されていて、同社とは無関係という内容です。
同社が個別にサイトへ誘導して支払いを求めることはないとも書かれています。
メールの差出人に表示されるアドレスは、送る側が書き換えられます。
インターネット協会の迷惑メール対策の解説でも、表示された差出人が本当の送信者とは限らないと説明されています。
本当にどこから送られたものかは、受け取った側では分かりにくいのが実情です。
差出人が知らない会社名でも、知っている会社名でも、それだけで本物と決めないでください。
セゾンカードを名乗るメールなら、「公式の4つのドメインかどうか」で判断しましょう。
セゾンカードを騙る詐欺メールの見分け方

件名は時期によって変わるので、差出人のドメインと「何を入力させようとしているか」で見分けるのが確実です。
セゾンカードの公式ページで挙げられている特徴をまとめます。
- 差出人が、公式の4つのドメイン以外になっている
- 「緊急」「重要」「至急」など、急がせる言葉がある
- 高額の利用や支払いの停止など、極端な内容になっている
- カード番号・暗証番号・パスワードの入力を求めている
- 文章が不自然、または脱字がある
- 宛名に自分の名前がない
セゾンカードは、2024年2月支払分から「お支払金額のお知らせ」メールの本文に会員の氏名を入れています。
名前のない支払いや利用のメールは、疑ってかかってよいでしょう。
また、Netアンサーのログイン時に、カード番号・暗証番号・有効期限・セキュリティコードの入力を求めることはないと公式に書かれています。
ログイン画面でカード番号を聞かれたら、偽サイトと考えてください。
リンクの見た目と、押したときの行き先が違うこともあります。
本文に正しそうなURLが書いてあっても、メールのリンクは押さないのが基本です。
セゾンカードは2026年3月にも「特別ポイント進呈」「ポイントの有効期限のお知らせ」を装う偽メールに注意を呼びかけており、ポイントや支払いを口実にした手口も続いています。
個人が運営するフィッシングメールの収集サイトにも、2026年10月だけで「永久不滅ポイント保護のためのセキュリティ更新(48時間以内)」「更新手続きに伴う『お客様情報』確認のお願い」「10月お支払金額のお知らせ」など、セゾンカードを名乗る件名が並んでいます。
どれも、差出人のドメインはセゾンカードの公式のものではありませんでした。
セゾンカードの詐欺メールが届いたときの対処法

リンクを押していなければ削除だけで済み、何か入力したときは、入力した情報に合わせてすぐに手を打つ必要があります。
ここでは、状況ごとの具体的な手順と相談先を紹介します。
リンクを押していないときは削除と報告
滋賀県警察の迷惑メール対策のページでは、身に覚えのないメールは開かずに削除するよう呼びかけています。
URLにアクセスしたり、記載された電話番号やアドレスに問い合わせたりするのも避けてください。
偽メールを報告したいときの送り先は、次の2つです。
- セゾンカード:本文を変えずにp-report@mail.saisoncard.co.jpへ転送(個別の返信はなし)
- フィッシング対策協議会:リンクを押さずにinfo@antiphishing.jpへ転送(迷惑メールフォルダに入ったものは報告不要)
報告は義務ではありませんが、偽サイトの対策に役立てられます。
迷惑メールを減らしたいなら、受信拒否したいドメインの登録や、URLが入ったメールの受信拒否などの設定も使えます。
設定方法はプロバイダや携帯電話会社、メールソフトごとに違うので、各社の案内を見てください。
リンク先で入力してしまったときの対応
別のカード会社のカード番号や有効期限、セキュリティコードを入力したなら、すぐにそのカード会社へ連絡し、利用停止と再発行を頼みます。
その後、利用明細に身に覚えのない請求がないか確かめます。
IDやパスワードを入力したなら、入力したサービスのパスワードをすぐに変えます。
同じIDとパスワードをほかのサービスでも使っていれば、そちらも変更してください。
被害が出たときや、相手とやり取りを始めてしまったときは、一人で抱えずに相談しましょう。
| 相談先 | 相談できること |
|---|---|
| 警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」 | 住んでいる都道府県の警察へオンラインで相談・通報(緊急時は110番) |
| 消費者ホットライン「188」 | お金や契約のトラブル |
| IPA 情報セキュリティ安心相談窓口(03-5978-7509) | パソコンやスマホの設定など技術的なこと |
セゾンカードの申し込みに少しでも心当たりがある場合は、メールのリンクを使わずに確かめます。
セゾンカードは、Netアンサー、アプリ「セゾンPortal」、自動音声の「パーソナルアンサー」、公式サイトのカスタマーサポートを確認先として案内しています。
まとめ:セゾンカードを持ってないのに届くメールは削除でOK
セゾンカードを持っていないのに届いた「利用確認」のメールは、リンクを押さずに削除すれば問題ありません。
- セゾンカードのメールは公式の4つのドメインから届き、利用確認をメールでは行わない
- 差出人の cuenote.jp は、運営会社が偽装メールに注意を呼びかけているドメイン
- 報告するなら p-report@mail.saisoncard.co.jp か info@antiphishing.jp へ転送
リンク先で何か入力してしまった場合は、カード会社への連絡やパスワードの変更を今日のうちに済ませてください。
今後も、メールが届いたら差出人のドメインを見て、リンクを押さずに判断する習慣をつけておくと安心です。
【参考・出典】
- セゾンカード|高額利用を確認するフィッシングメールについて(2026年10月18日)
- セゾンカード|偽メールへの注意喚起(2024年10月8日)
- セゾンカード|「お支払金額のお知らせ」を騙るフィッシングメールへの注意喚起(2023年11月24日)
- セゾンカード|ポイントを装う偽メールへの注意喚起(2026年3月11日)
- セゾンカード|フィッシングメールの見分け方と対処法
- セゾンカード|フィッシング詐欺にご注意ください
- セゾンカード|セキュリティ・不正利用対策
- ユミルリンク|当社サービスのドメインを騙った迷惑メールにご注意ください(2026年9月1日)
- ユミルリンク|Cuenote 公式サイト
- インターネット協会|迷惑メール対策(差出人の偽装について)
- フィッシング対策協議会|フィッシングの報告
- 警察庁|サイバー事案に関する相談窓口
- 滋賀県警察|迷惑メール対策
【補足情報(個人の投稿・ブログ)】

