プロの方がおすすめするアマリリスの根を切る植え替えテクニックと手入れ法

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植物

アマリリスの植えかえの際、根をカットする場合は、傷んだり腐敗している部分のみを取り除くことがポイントです。

鉢植えまたは地植えに関わらず、およそ2~3年おきに植え替えを行うことを推奨します。

植えかえ時にはより大きい鉢を用意し、化成肥料を混ぜ合わせた培養土を用いましょう。

夏の間は日当たりの良い場所に設置し、盛夏期は涼しい日陰へと移動させます。

秋になったら水やりを控え、植物を休眠状態にさせることが大切です。

アマリリスは熱帯地方が原生地なので、低温には弱い特性があります。適切な温度管理が肝心です。

それでも、アマリリスは育てやすさと開花の早さが特徴で、初心者でも迫力のある大輪の花を楽しめる魅力的な植物です。

この記事では、以下のトピックについて解説していきます。

  • アマリリス植え替えの際の注意点
  • アマリリスの魅力的に育てる方法
  • アマリリスの病害虫対策
  • アマリリスの種蒔き手順
  • アマリリスの増やし方
  • アマリリスの魅力と特徴

アマリリスの栽培に興味がある方は、是非本記事を最後までご覧ください。

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アマリリスの植え替え時に根を切るのは良いの?

植え替えの際、アマリリスの不健康な根は剪定しましょう。そして、新しい土はしっかりと湿らせ、植え替え後は約1週間水をやらないことが肝心です。これにより、根腐れを避けることができます。

植え替えポイント

室内外問わず、2~3年ごとの植え替えが理想です。次の手順で行います。

  • 植え替え用の新しい鉢を用意し、一回り大きいものが適切です。
  • 鉢の底に排水のための鉢底石を敷きます。
  • 鉢には湿らせた培養土を用意し、緩効性の化成肥料を混ぜ込みます。
  • 球根は地表から四分の一程度が露出するくらい浅めに植え、球根の腐敗を防ぎます。
  • 植え付け後は、水をたっぷりと与えることが重要です。

置き場所が屋外の場合

夏の初めまでは直射日光が当たる屋外が適していますが、夏本番には葉が焼ける可能性があるため、日陰へ移動させてください。

秋が来たら、水やりを控えて植物を休眠状態にさせます。

アマリリスは熱帯原産の植物なので、寒い冬は休眠させ、春4月頃に再び日当たり良好な場所に戻して水やりを再開します。

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アマリリスの育て方ガイド

アマリリスは4月から7月にかけて美しい花を咲かせます。手軽にポットで植え、水やりと日光を適切に与えるだけで2から3ヶ月で華麗な開花を迎える、育成がシンプルな花です。

アマリリスの育て方としては、鉢植えや地植え、ポット苗からの方法が考えられますので、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

鉢植えでの球根植え

大輪の種類は5~6号の鉢に1球根、小~中輪種は4~5号の鉢に1球根が植え付けの目安です。

  • まず鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を入れます。
  • 鉢の2/3の高さまで培養土を加えます。
  • 2個の球根の間隔を空けて並べます。
  • 球根の上部1/3が見えるように土を被せます。

地植えでの球根植え

土作りをしてから2週間後に球根を植え付けます。

  • 土壌に堆肥を混ぜ込んで土作りを行います。
  • 約20cmの深さまで土を掘り返します。
  • 球根の上部1/2~1/3が露出するように土をかぶせます。

※乾燥した球根は、湿らせたキッチンペーパーに包んで1日置いてから植え付けましょう。

ポット苗から育てる

アマリリスの苗は秋から春にかけて購入可能です。通常、購入後すぐに植え付けを行います。

鉢植え・地植えでの植え付け

  • ポットから株を取り出し、根元の土を払います。
  • 鉢の半分程度まで培養土を入れます。
  • 球根の2/3が隠れるようにして植え付けます。
  • しっかりと水を与えます。

適切な土の条件

良好な水はけと通気性、そして適度な保水力を持つ土壌が理想的です。

市販の草花用培養土を使用すれば問題ありません。自作の場合、パーライト:赤玉土:腐葉土を1:6:3の割合で混ぜてください。

水やりの方法

ポット栽培の場合、初めにポットを箱から出してしっかり水を与えます。

その後は週に1回の割合で、ポットカバーの中心付近に水をゆっくりと加えてください。

過剰な水やりには注意が必要です。水を多く与え過ぎると根が腐ることがあります。

理想の置き場所

屋内で育てる場合、自然光が届き、気温が15℃~20℃程度の暖かい場所に設置すると良いでしょう。

また、支柱を使って植物を支えると、安定して育成することが可能です。

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アマリリスの害虫などの対処法

アマリリスは比較的害虫など強い花ですが、その中でも特にダニ類は要注意です。

ダニの被害について

アマリリスには滅多に害虫被害が見られませんが、場合によっては高温な時期に葉の裏側に赤ダニが見つかることがあります。

これに気付いたら、水をかけて洗い流してダニを駆除しましょう。万が一、大量に発生してしまった時は、薬剤を使っての駆除も考慮に入れてください。

害虫予防のためにも、植物を長雨にさらさないようにし、過度な水やりを避ける事が大切です。

アマリリスの花芯の出し方とそのタイミング

華やかで大輪の花をアマリリスに咲かせる方法をご紹介します。

通常、鉢植えに球根を植える時は、球根のサイズに合わせて一つの鉢に一つが適切ですが、大輪の品種を育てる場合は、余裕を持たせた4号サイズの鉢を用意すると良いでしょう。

また、花の重みで倒れないように、比較的重めの鉢を選ぶことが推奨されます。もし、より大きな花を目指したい場合は、ずっしりと重くて光沢のある球根を選びましょう。

巨大なアマリリスの品種はホームセンターでも取り扱われていることがあるので、ぜひ探してみてください。

アマリリスの種まき方法と栽培

アマリリスの美しい花が開花した後、さやが変色して黄色くなるタイミングが種取りの合図です。この時期に膜を破り、種を収穫していくのが一般的です。一つの鞘から約50粒もの種を得ることができます。

取り出した種子は、15℃から23℃の間であればいつでも播種可能ですが、特に7月までに蒔くと育成がしやすくなります。種を少し保存する場合は、乾燥させて日陰に保管するのが良いでしょう。

播種時には、市販されている植物用の培養土を準備し、種をまいてしっかりと水やりを行います。このとき、直射日光を避けるため日陰に置いてください。発芽は概ね1週間程度で始まります。芽が顔を出したら、日当たりの良い場所へ移動させましょう。

播種してからおよそ1ヶ月後には追肥を施し、その後は通常の栽培方法を続けます。植物が過密になった場合には、植え替えを行い空気の流れを良くし、適切な温度管理に努めてください。

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