スニーカーに防水スプレーを使うかどうかは気になるところです。大切なスニーカーを長持ちさせたいと考えるのは当然のこと。
しかし、実際にスプレーを使用して得られる効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、スニーカーに防水スプレーを使用することのメリットと汚れの付着防止効果について解説します。
スニーカーに防水スプレーは必要?いらない?その効果とは?
防水スプレーのメリット
防水スプレーを使用すると、日常の些細な汚れに頭を悩ますことが少なくなります。
スニーカーに使用されるナイロンやキャンバスといった素材は、まるで新しいスマホが水没するのを心配するかのように、水たまりや泥汚れが付着しやすいと思われがちです。
しかし、まるでスマホに防水ケースを装着するように、防水スプレーを利用することでそうした汚れも付きにくくなり、万が一汚れても素材の内部まで浸透することなく、手軽に除去することが可能です。
また、防水スプレーはスニーカーの損傷を予防するのにも有効です。表面をコーティングすることで、傷を防ぎます。
この処理により、スニーカーがより長持ちし、常に快適な使用感を保つことができます。水分をしっかりと防いでくれるので、素材が半乾きになるといった問題を抑え、臭いや劣化のリスクも低減します。
スニーカーに防水スプレーを使用するメリット
防水スプレーを使えば、多方面にわたる劣化を予防できます。
一般的に、スニーカーは1日の使用で、足が発散する湿気がコップ一杯に相当するとされており、この湿気が黄ばみや劣化の進行の原因となり得ることがあります。
この汗の影響を防ぐ防水スプレーは、スニーカーがより長く使用できるようにするための有効な手段です。
防水スプレーがスニーカーへもたらすメリット
防水スプレーは、雨や泥からの保護だけでなく、日頃の生活で遭遇する油の飛び散りや飲み物のこぼれに対しても防御力を発揮します。外出先やレストランなどの飲食店での突発的な汚れにも心配がありません。
これにより、スニーカーのケアが非常に簡単になり、潔白で美しい見た目を維持することができます。
防水スプレーはスニーカーに保護膜を形成し、その素材を長時間守ってくれるため、スニーカーを大切に長く使用することが可能になるのです。
防水スプレーの実際の効果は?
普段の生活の中で外出時やレストランで誤って飲み物を溢れさせても、防水加工を施したスニーカーであれば気にすることはありません。
油性のしつこい汚れも簡単にはじくため、いつもスニーカーを清潔に保つことができます。
実際に、白スニーカーを履いて歩いた際、防水スプレーを定期的に使用したところ、驚くほど汚れが抑えられ、長期間にわたって清潔さが維持されました。
防水スプレーを施したスニーカーは汚れが付きにくくなるため、特に取り除くのが難しい油性の汚れに対しても、強力に汚れを寄せ付けません。
雨の日に運動靴を履くときも便利で、水の侵入を防止し、その結果、スニーカーをより長持ちさせることができます。防水スプレーを活用すると、スニーカーのメンテナンスが非常に楽になります。
防水スプレーにはどんなデメリットが存在するのでしょうか?
防水スプレーは、価格が1000円台から始まって4000円台まで幅広いものがあります。
初期コストは多少高いかもしれませんが、日常的に使い続けることを考えればその価値は認められるでしょう。
それに加えて、スプレーはスニーカーの素材に適したタイプを選択することが重要です。中には、使い方によってはスニーカーの通気性を制限してしまったり、一定期間ごとに重ね塗りが必要になる製品もあります。
ですが、適切なスプレーを慎重に選び、その使用方法をその都度調節することによって、コストパフォーマンスを向上させ、お気に入りのスニーカーを長期にわたって使用する手助けとなるのです。
防水スプレーの選定と正しい使用法
防水スプレーを選ぶ際には、利用するアイテムの素材に合った製品を選ぶことが大切です。
例えば、革製品専用のスプレーや布製品専用のものが市場には数多く存在します。商品に記載された対象素材を確認し、適切なものを選びましょう。
また、環境への影響を考慮する人は、オゾン層に悪影響を及ぼす可能性のあるフッ素を含まない製品や水性の製品を選ぶなどすることもポイントです。
効果の持続時間や、防水だけでなく防汚効果があるかどうかを確認するのも大切なので、製品説明をよく読みましょう。
使い方については、まず使用するアイテムの汚れを綺麗に落とし、十分に乾燥させます。そして、スプレーが均等に行き渡るように、一定の距離を保ちながらスプレーします。
通常、20~30cmの距離を保つことが推奨されています。また、室内ではなく風通しの良い屋外で使用することも重要です。
スプレーした後は、アイテムがしっかり乾燥するまで待ってください。乾燥時間は製品にもよりますが、一般には数時間程度を要します。防水効果を長持ちさせるためにも、使用説明書に従った正しい手順で使用することが大切です。
防水スプレーの選択基準
防水スプレーを見極める際、靴の素材や日常の使用シーンに応じた商品を選ぶことが重要です。
スニーカーにはゴム、メッシュ、布といった様々な素材が用いられており、適したスプレーを選択することで効果を最大限に発揮できます。
外出先がどのような場所であるか、屋外で使う回数がどの程度か、雨の日に履くことが多いのかといった点も、適切なスプレー選びに影響します。特に白いスニーカーを清潔に保ちたい場合は、素材に浸透しにくく汚れが落ちやすいタイプが推奨されます。
自分のスニーカーに最適な防水スプレーを見つけ、快適な履き心地を保つことが大切です。
防水スプレーの適切な使い方
スニーカーを清潔にしてから使用しましょう。スニーカーの表面についた汚れや水を拭き取ることが大切です。汚れている状態ではスプレーの効果が期待できません。
スプレーは一定の距離を保ちながら吹きかけます。推奨するのは、スニーカーから30センチ以上離れた位置です。これがシミや変色を避けるコツです。
また、しっかりと乾燥させることが大事です。スプレーした後は、指定された時間以上しっかりと乾かしてください。完全に乾燥させなければ、保護効果は発揮されません。
靴ひもを取り外すとさらに防水効果がアップしますが、そのままでも大丈夫です。ドライヤーなどを使わずに自然乾燥させるのがベストです。裏で乾燥時間は、製品によって異なりますので注意してください。
どれくらいの頻度で使用すべきかに関しては、頻繁にスニーカーを履く場合は3日おき、そうでない場合は月に1回の使用が推奨されます。
また、履く頻度や天候によっては再塗布が必要になることがあります。新品のスニーカーには、購入後すぐにスプレーをし、既に履いているものに適用する際は、先に汚れを落としてからスプレーするのが好ましいです。これによって、より高い防汚効果が期待できます。
防水スプレーを使う際の留意点
防水スプレーを使用する際には、含まれる物質への警戒が必要です。安全のため、屋外でマスクを装着しスプレーを使いましょう。加えて、靴の内部に使用するのは避けるべきです。
そうすることで、蒸れや臭いの発生を予防できます。使用する際には、スプレーがスニーカーの素材に適しているかを確認してからにしましょう。使えない素材も存在するため、購入する前にしっかりとチェックすることが大切です。
防水スプレーの選び方
市販されている防水スプレーは数多く存在しますが、その中からおすすめの商品をいくつかご紹介します。
環境にやさしい成分を使用しているものや、素早く乾くタイプ、コストパフォーマンスに優れたものなど、さまざまな特徴があります。
DABLOCKS
シリコンフリーで素材を白くすることなく保護できます。スニーカーだけでなく、傘やスキーウェアにも使用可能な万能型スプレー。
乾きは30分と速めです。420mlが約1500円で購入できるため、コストパフォーマンス面も魅力的です。
ASON MARKK REPEL(ミストタイプ)
90%以上が自然由来の成分で構成された、無色で無臭のフッ素系防水スプレーです。地球環境や私たちの体に配慮された製品で、しっかりとした防水効果を発揮します。
乾燥には24時間を要しますが、その分安心して使用できる点が魅力です。およそ2000円で、10~12足分の量がAmazonで購入可能です。
adidas SHOE CARE PROTECTOR
アディダスの公式商品であり、革やナイロンなど多様な素材に適しています。
10分という短時間で乾くため、急いでいる時にも便利です。しかし、185mlで約2000円と価格は少々高めです。
総括:スニーカーの維持に役立つガイド
スニーカーは私たちの日々の生活において、頻繁に利用されるフットウェアです。
出勤、学校、さらには遊びに出かける際など、多種多様な局面で大活躍するアイテムですね。
しかし、スニーカーは日々の使用で避けられない汚れや摩擦に晒されることが多いものです。
防水スプレーを上手く用いることにより、雨水やその他の液体だけではなく、汗による変色や老化からもスニーカーを守ることが可能となり、常に清潔で美しい外見を保つ手助けをしてくれます。
靴がピカピカであることは、気分をも高揚させる要素となるでしょう。
愛用のスニーカーをより長く、そして心地よく使い続けるためにも、防水スプレーを用いた適切なお手入れを心がけましょう。
さらに、適正な使用手順を踏むとともに、周期的な再塗布を行うことで、愛用のスニーカーの寿命を延ばしていきましょう。