学級旗をより魅力的にする方法、興味がありませんか?
いかにして素晴らしい作品を仕上げるか、そのテクニックを伝授します。
簡潔に言ってしまうと、クラスの個性やメッセージを重視することが大事です。
体育祭などで制作する学級旗には、目を引くユーモア溢れるデザインを取り入れたいものです。
本稿では、デザインをブラッシュアップするコツや、キャッチーなスローガンの工夫をピックアップしています。
注意すべき点についても説明しておりますので、最後まで読んでいただき、参考にしてください。
1.学級旗をおもしろいデザインにするコツ5選!
第一歩はコンセプトの確立から
独創的なアイディアに飛びつく前に、何より最初にコンセプトをしっかりと定めましょう。コンセプトがある意味では基盤となります。
これが安定していなければ、生徒たちの間での解釈がばらばらになることがあったり、実際に作業を開始した時に想像していたものと異なるものが出来上がる可能性があります。
デザインの基本となる道筋を決め、クラスメイト全員が同じ方向を向けるよう、コンセプト設定には手間を惜しまないでください。
コンセプトから連想ゲームのようにアイデアを広げる
コンセプトを決定した後は、そのコンセプトに基づいて単語やイラストを思い浮かべてみてください。
コンセプトにマッチしたデザインを採用することによって、作品全体に調和と一体感をもたらすことができます。
以下のようなアプローチを試してみてはいかがでしょうか。まるで連想ゲームをするかのように、基盤となるコンセプトに適した素材を集めていきましょう。
全員で創る学級旗
絵心がある人がデザインを一手に引き受けるのも一つの方法ですが、クラス全員で作り上げる旗は特別な思い出となり、目にした時の感動もひとしおです。
生徒それぞれのメッセージや目標を記したり、色とりどりの手形を押したりして、他にはないオリジナリティ溢れる旗を作り上げましょう。個々の作品を寄せ集めてモザイクアートのように仕上げるというのも、ユニークで素敵なアイデアです。
人気キャラクターやトレンドを活用する
多くの人に認知されているキャラクターや最新のトピックは注目を集めやすく、共感を呼びやすい要素です。
ただし、デザインに取り入れる際は、コンセプトに合わせていることを念頭に置いてください。(例えば、「このキャラクターのように、団結力を大切にしましょう…」などの形です。)
さらに、著名人やその名言をデザインに取り入れるのも一つの手かもしれません。
学級旗に彩を加える配色とフォントの選び方
注目される学級旗を作り上げるためには、配色とフォントの選定がとても大事です。配色においては、鮮やかな原色が目を引きますし、色相環を利用して補色同士を組み合わせるのも良いテクニックです。
補色とは、色相環上で正反対に位置する色のペアのこと。筆者の学生時代には、この補色を駆使して素晴らしい学級旗を製作したクラスもありました(明瞭な背景と対照的なイラストとの組み合わせが印象的だったように思います)。
フォント選びにおいては、その旗のコンセプトや選んだ言葉にマッチするものを選びましょう。例えば、四字熟語であれば書道筆風のフォントを、英語のフレーズであればポップなスタイルを選ぶなど、どんなフォントがベストかをみんなで討議することがポイントです。
2. スローガン選びの面白いポイント
もしコンセプトが四字熟語のような形で定まっている場合、その文言自体がそのままスローガンとして採用される可能性があります。
ですが、ここでは一度立ち止まって、スローガンを選定する際の重要なポイントについて見直してみましょう。
リズム感を重視する
簡潔で発しやすいフレーズへと調整することによって、掛け声としても活用しやすくなるのです。
クラスの個性を表現する方法
クラスを特徴づけるアルファベットや数字を取り入れたり、そのクラスを象徴する漢字を使ってみる方法があります。
特に四字熟語を用いる場合は、1文字だけを独自の文字にしてみるのも一つの手です。
意味合いの重視
先ほど触れた点にもつながることですが、選ばれた文字やスローガンを採用する根拠、その背後にある意味を十分に考えましょう。
全員が集まって話し合いを進めることにより、掲げたスローガンの意義に対する理解が深まるだけでなく、それがクラス全体の絆を深め、団結力を高める効果にもつながるのです。
3. 面白い学級旗を作成する際のポイント
①シンプルにこだわる
多くの要素を取り入れれば取り入れるほどインパクトはありますが、結果として複雑でごちゃごちゃした学級旗になりがちです。
たとえ原色を使用することで魅力的に思えるかもしれませんが、結局のところ見辛くなってしまいます。デザインの際には、最も強調したいポイントに焦点を当て、構成を整えましょう。
また、文字を鮮やかな色で表現するときには、イラストとの境界線を白で際立たせると、クリアな視認性が得られます。
②内容を易しく伝える工夫
複雑な漢字や外国語を使うと、一見した際に内容の理解が難しくなりがちです。「これはどういう意味だろう?」と思わせてしまうと、興味を引くまでの時間が長くなってしまいます。
惹きつけるフレーズは覚えやすさを重視し、引用する作品や有名な言葉は、人々が知っている可能性の高いものを選びましょう。
学級旗制作への期待
学級旗の制作は、始めにコンセプト決定が必須となります。全員が参画するプロセスを通じて、固有のオリジナリティを追求しましょう。
また、「面白さ」という要素は「わかりやすさ」と密接に関連していますので、その点も考慮が求められます。
1つの学級旗にクラスの特徴をいかに反映させるかが問われ、クラスの魅力が詰まった素晴らしい作品の完成を心から願っています。