メルカリに出品した直後、「アシスタント」という名前のアカウントから利用制限を知らせるコメントが届いた場合は、メルカリ運営を装ったフィッシング詐欺の可能性が非常に高いため、記載されたURLにはアクセスしないでください。
特に、コメントに「jp.support-mercari.com」というURLが記載されている場合は注意が必要です。メルカリの公式ドメインとは異なります。
ただし、怪しいコメントを受け取っただけで、アカウントが乗っ取られたわけではありません。
この記事では、メルカリ公式情報をもとに、詐欺が疑われる理由、コメントの通報・削除方法、URLを開いてしまった場合の対処法を解説します。
※2026年10月17日時点の情報です。
メルカリの「アシスタント」コメントは詐欺の可能性が高い

「アシスタント」という名前で利用制限を知らせ、外部サイトに誘導するコメントは、メルカリ公式からの案内ではなく、フィッシング詐欺を疑うべき内容です。
今回の相談例では、出品した商品のコメント欄に、アカウントの利用制限を知らせる文章と、制限解除のためのURLが投稿されています。
メルカリのロゴに似たアイコンが使われていても、それだけで公式アカウントとは判断できません。
不審な理由は、主にURLと通知方法の2点です。
記載されたURLがメルカリの公式ドメインではない
今回のコメントで最も注意したいのは、記載されたURLです。
メルカリは2026年4月3日の公式発表で、メルカリ公式サイトのドメインが「mercari.com」であると案内しています。
今回のURLと公式サイトを比較すると、次のようになります。
| URL・ドメイン | 判定 |
|---|---|
| www.mercari.com | メルカリ公式サイト |
| help.jp.mercari.com | メルカリ公式ヘルプ |
| jp.support-mercari.com | メルカリ公式ドメインではない |
重要なのは、「mercari」という文字が含まれているかどうかではなく、URLのドメインが正しいかどうかです。
「jp.support-mercari.com」のドメインは「support-mercari.com」であり、「mercari.com」とは別のものになります。
そのため、今回のURLにはアクセスせず、ログイン情報や個人情報を入力しないでください。
メルカリ公式も、アカウントの異常やロックを理由に不安をあおり、偽のログイン画面へ誘導するフィッシング詐欺について注意喚起しています。
参考:メルカリ公式|巧妙化するフィッシング詐欺の最新手口と対策
利用制限のお知らせが商品コメントに届いている
もう一つの不審な点は、メルカリの利用制限に関する案内が、出品商品のコメント欄に投稿されていることです。
メルカリ公式ヘルプによると、実際にアカウントが利用制限された場合は、出品やコメントなどの操作時に警告が表示されるほか、事務局から個別メッセージが送られます。
確認する場所は、メルカリアプリの次の画面です。
- メルカリアプリを開く
- 「お知らせ」を選択する
- お知らせタブ内のメッセージ一覧を確認する
- 「事務局から個別メッセージ」が届いていないか確認する
一方、商品コメントは、購入前に利用者同士がやり取りするための機能です。
そのため、商品コメントに利用制限の通知が届いたとしても、正式な運営からのお知らせだと考える必要はありません。
今回のように、アカウントの異常を伝え、外部サイトでの操作を求めるコメントは、特に警戒した方がよいでしょう。
ただし、コメントの内容だけでアカウントの利用状況を断定することもできません。実際に制限されているかどうかは、公式アプリで確認してください。
メルカリに怪しいコメントが届いたときの対処法

怪しいコメントを受け取った場合は、URLを開かず、メルカリの通報機能で報告してからコメントを削除しましょう。
必要に応じて投稿者をブロックすることもできます。
コメントに返信したり、記載されたサイトで本人確認をしたりする必要はありません。
コメントを通報してから削除する
メルカリでは、外部サイトへの誘導を含むコメントが通報対象になっています。
今回のように、利用制限の解除を理由として不審なURLへ誘導している場合は、通報機能を利用してください。
コメントの通報手順
- 出品した商品のコメント欄を開く
- 問題のコメント右下にある旗マークをタップする
- 報告理由を選択し、必要な詳細を入力する
- 「事務局に報告する」をタップする
報告が完了すると、コメントの報告を受け付けたことを知らせる画面が表示されます。
通報された内容はメルカリ事務局が確認し、必要に応じてコメント削除や利用制限などの対応を行います。ただし、通報すれば必ず削除されるわけではありません。
出品者は、自分の商品についたコメントを削除することも可能です。
| 利用端末 | コメントの削除方法 |
|---|---|
| iPhone | コメントに表示されるゴミ箱マークをタップ |
| Android | コメント一覧右上の旗マークから「削除」を選択し、対象コメントの削除マークをタップ |
| パソコン | コメント右下のゴミ箱マークをクリック |
削除するとコメントを元に戻すことはできません。
不審なコメントの証拠を残したい場合は、先にスクリーンショットを保存し、通報を済ませてから削除するとよいでしょう。
なお、コメントを削除すると、商品ページには削除されたことを示す表示が残ります。
投稿者をブロックして公式アプリのお知らせを確認する
同じアカウントから再びコメントされることを防ぎたい場合は、ブロック機能が役立ちます。
メルカリ公式ヘルプでは、次の手順が案内されています。
- コメントした相手のプロフィールページを開く
- 画面右上の「…」をタップする
- 「このユーザーをブロック」を選択する
ブロックすると、対象アカウントからの購入、コメント、いいね、フォローを制限できます。
また、ブロックしたことが相手に通知されることもありません。
ただし、ブロック機能は特定のアカウントに対する制限です。別のアカウントから同様のコメントが届く可能性までなくなるわけではありません。
さらに、念のためメルカリアプリのお知らせを確認し、本当に利用制限がかかっていないか調べておくと安心です。
公式アプリに利用制限の警告や個別メッセージがなく、通常どおり利用できている場合は、今回のコメントだけを理由に出品を取り消す必要はありません。
メルカリの怪しいURLを開いてしまった場合はどうする?

怪しいURLを開いてしまった場合は、個人情報を入力したかどうかによって必要な対応が変わります。
コメントを読んだだけなら、通常はアカウント情報が盗まれたと判断する理由にはなりません。
一方、偽サイトにパスワードや認証番号を入力してしまった場合は、速やかな対応が必要です。
| 行った操作 | 必要な対応 |
|---|---|
| コメントを読んだだけ | コメントを通報・削除する |
| URLを開いただけ | ページを閉じ、不審なダウンロードなどがないか確認する |
| パスワードを入力した | 公式アプリからパスワードを変更し、不審なログインを確認する |
| SMS認証番号を入力した | アカウントの不正利用を確認し、事務局へ相談する |
| カード情報を入力した | カード会社へ直ちに連絡する |
URLを開いたが何も入力していない場合
不審なURLを開いてしまっても、何も入力していなければ、直ちにメルカリのアカウントが乗っ取られるとは限りません。
まずはページを閉じ、次の点を確認してください。
- メールアドレスやパスワードを入力していないか
- SMSで届いた認証番号を入力していないか
- 身に覚えのないアプリやファイルをダウンロードしていないか
- ブラウザに不審な通知許可や設定変更が発生していないか
何も入力せず、ダウンロードやインストールも行っていない場合、一般的には緊急のパスワード変更まで必要になるとは限りません。
ただし、端末のセキュリティ上の問題を完全に否定できるわけではないため、不審な挙動がないか確認しておくとよいでしょう。
偽サイトに表示される問い合わせ窓口やサポート担当者に連絡してはいけません。
確認や相談が必要な場合は、普段利用しているメルカリ公式アプリから行ってください。
パスワードや認証番号を入力してしまった場合
偽サイトにログイン情報を入力してしまった場合は、第三者がアカウントにアクセスできる状態になっている可能性があります。
メルカリ公式ヘルプでは、不審なWebサイトに電話番号やパスワードなどを入力した際の対処法を案内しています。
アカウントを操作できる場合の対応手順
- メルカリ公式アプリを開く
- 自分以外のログイン中の端末を強制ログアウトする
- マイページの個人情報設定などからパスワードを変更する
- 身に覚えのない取引や決済履歴がないか確認する
- 不正利用の疑いがある場合は事務局へ問い合わせる
アプリのバージョンや利用端末によって設定画面の表記が異なる場合は、公式ヘルプの手順を確認してください。
すでに第三者にパスワードを変更されるなどしてログインできない場合も、メルカリ事務局へ問い合わせる必要があります。
また、同じパスワードを別のWebサービスでも利用している場合は、そちらも変更しておきましょう。
SMS認証番号まで入力した場合は、不正ログインのリスクがさらに高まるため、メルカリ事務局への相談を優先してください。
クレジットカード情報を入力してしまった場合は、メルカリへの相談に加えて、カード発行会社へ直ちに連絡することが重要です。
被害の有無にかかわらず、アカウントの安全性を高めるため、パスキー認証の設定も検討するとよいでしょう。
参考:メルカリ公式|不審なWebサイトへアクセスしてしまった場合の対処方法
メルカリの「アシスタント」コメントに関するよくある疑問

アカウント名が「アシスタント」でも公式とは限らず、コメントが届いたという理由だけで出品を停止する必要もありません。
出品直後に突然コメントが届くと、不正アクセスを受けたのではないかと心配になる人もいるでしょう。
ここでは、今回のようなコメントについて誤解しやすい点を整理します。
「アシスタント」という名前はメルカリ公式ではないの?
「アシスタント」というアカウント名だけでは、メルカリ公式のアカウントであるとは判断できません。
プロフィール画像がメルカリのロゴに似ている場合も同様です。
メルカリにはAIを利用した返信アシスト機能がありますが、これは出品情報などをもとに、購入希望者からのコメントへの返信文を提案する機能です。
そのため、今回のように利用制限の解除を理由として外部サイトへアクセスさせるコメントとは、役割が異なります。
アカウント名やアイコンよりも、コメントの内容、誘導先のURL、公式のお知らせと一致しているかを確認することが大切です。
特に、アカウント情報を入力するよう求められた場合は、安易に応じないでください。
出品直後にコメントが来たのはなぜ?そのまま販売しても大丈夫?
出品直後にコメントが届いた理由は、コメントの内容だけでは特定できません。
出品されたばかりの商品を見つけて投稿した可能性は考えられますが、自動投稿されたものなのか、手動で投稿されたものなのかも確認できない状況です。
また、コメントが届いたこと自体は、自分のアカウントが不正アクセスされた証拠にはなりません。
公式アプリ内で利用制限が確認されず、通常どおり商品を出品・管理できている場合は、怪しいコメントのために出品を取り消す必要はないでしょう。
ただし、コメント欄に不審なURLが残っていると、商品を見た別の利用者がアクセスしてしまうおそれがあります。
そのため、通報を済ませたうえでコメントを削除し、必要に応じて相手をブロックする方法がおすすめです。
同様のコメントが別の商品にも投稿された場合は、それぞれのコメントを確認して通報してください。
まとめ:メルカリの「アシスタント」コメントはURLを開かず通報しよう

メルカリに出品した直後、「アシスタント」という名前で利用制限の通知が届いた場合は、詐欺を疑って慎重に対応してください。
特に、今回のコメントに記載された「jp.support-mercari.com」は、メルカリ公式ドメインとは異なります。
まずは次の対応を行いましょう。
- コメント内の不審なURLにアクセスしない
- メルカリの通報機能で報告する
- 問題のコメントを削除する
- 必要に応じて投稿者をブロックする
- 公式アプリで利用制限のお知らせを確認する
コメントが届いただけであれば、アカウントが乗っ取られたと考える必要はありません。
一方、不審なサイトにパスワードや認証番号を入力してしまった場合は、速やかにアカウントの保護とメルカリ事務局への相談を行ってください。
不審な通知を受け取った際は、コメントに書かれたURLからではなく、必ずメルカリ公式アプリから情報を確認しましょう。
参考・出典

