2026年10月11日に実施された第29回ケアマネジャー試験の合格ラインは、介護支援分野19点、保健医療福祉サービス分野26点を中心に予想しています。
ただし、今年は例年より簡単だったという受験者の声もあり、20点・27点まで上がる可能性も否定できません。
2024年と2025年の合格基準は、どちらも18点・25点でした。今年の試験が易しかったとしても、両分野とも前年から2点上昇するかどうかは慎重に考える必要があります。
この記事では、過去5年間の公式合格基準や2026年の試験後の情報をもとに、合格ラインの予想と20点・27点になる可能性を解説します。自己採点の結果から、どのように合格の見通しを判断すればよいのかも確認していきましょう。
※2026年10月13日時点の情報です。第29回試験の正式な合格基準は未発表です。合格発表は11月24日(火)に予定されています。
2026年ケアマネ試験の合格ラインは19点・26点と予想

2026年のケアマネ試験は、介護支援分野19点、保健医療福祉サービス分野26点が中心的な予想です。
2025年より両分野で1点ずつ上昇するケースを想定しています。ただし、正式な基準が決まったわけではなく、前年と同じ18点・25点や、さらに高い20点・27点になる可能性もあります。
現時点で考えられる3つのケースを整理しました。
| 予想ケース | 介護支援分野(25問) | 保健医療福祉サービス分野(35問) |
|---|---|---|
| 前年と同水準 | 18点 | 25点 |
| 中心予想 | 19点 | 26点 |
| 大幅に上昇 | 20点 | 27点 |
これは過去の合格基準と試験後の難易度に関する情報を踏まえた独自予想です。受験者全体の得点分布を集計した結果ではなく、各ケースの発生確率を算出したものでもありません。
2026年は簡単だったという受験者の声がある
2026年のケアマネ試験については、例年より解きやすかったという受験者の反応が見られます。
10月11日に公開されたスキマ資格の試験講評でも、過去問より取り組みやすかったという声や、高得点を報告する受験者の存在が紹介されています。
問題のひっかけが少なかったと感じた人もいるようで、こうした反応から合格基準点が上がるのではないかと心配する受験者も少なくありません。
一方、介護支援分野では判断に迷う問題があったという声も紹介されており、すべての受験者が簡単だと感じたわけではないようです。
ここで注意したいのが、SNSの高得点報告だけでは、受験者全体の平均点や得点分布を判断できないことです。
自己採点で高得点だった人ほど、積極的に結果を投稿している可能性もあります。
試験が簡単だったという声が多いことは、合格ライン上昇を考える材料の一つです。しかし、それだけで20点・27点に決まると判断することはできません。
20点・27点は基本の70%基準より高い
ケアマネ試験の合格基準は、分野ごとの正答率70%を基本として、問題の難易度に応じて補正される仕組みです。
東京都福祉局が公表している2025年度の合格基準にも、この考え方が明記されています。
2026年の予想点数を正答率に換算すると、次のとおりです。
| 合格ラインの想定 | 介護支援分野の正答率 | 保健医療福祉サービス分野の正答率 |
|---|---|---|
| 18点・25点 | 72.0% | 約71.4% |
| 19点・26点 | 76.0% | 約74.3% |
| 20点・27点 | 80.0% | 約77.1% |
仮に20点・27点が正式な合格基準になった場合、介護支援分野では25問中20問、保健医療福祉サービス分野では35問中27問の正解が必要になります。
介護支援分野で80%、保健医療福祉サービス分野で約77%の正答率が求められる計算です。
ただし、70%という数字は固定された合格点ではなく、上限でもありません。問題の難易度によっては、70%を上回る基準になることも考えられます。
そのため、20点・27点は制度上あり得るものの、今年その水準まで上がると判断するには、現時点の情報だけでは不十分です。
中心予想を19点・26点としているのは、前年からの上昇を考慮しながらも、大幅な引き上げを裏付ける得点データがまだないためです。
ケアマネ試験の過去5年間の合格ラインを比較

2021年から2025年までの5年間では、介護支援分野の最高点が18点、保健医療福祉サービス分野の最高点が26点でした。
20点・27点は、直近5年間のいずれの合格基準よりも高い水準です。
東京都福祉局の公式資料と厚生労働省の試験実施状況をもとに、過去5年間の合格基準と全国合格率を比較しました。
| 試験年度 | 介護支援分野(25問) | 保健医療福祉サービス分野(35問) | 全国合格率 |
|---|---|---|---|
| 2025年(第28回) | 18点 | 25点 | 25.6% |
| 2024年(第27回) | 18点 | 25点 | 32.1% |
| 2023年(第26回) | 17点 | 24点 | 21.0% |
| 2022年(第25回) | 18点 | 26点 | 19.0% |
| 2021年(第24回) | 14点 | 25点 | 23.3% |
出典:東京都福祉局「介護支援専門員の試験情報」、厚生労働省「第28回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
注目したいのは、2024年と2025年の比較です。
両年の合格基準は同じ18点・25点でしたが、全国合格率は2024年が32.1%、2025年が25.6%と、6.5ポイントの差がありました。
つまり、ケアマネ試験は毎年同じ割合の受験者が合格する仕組みではありません。
今年の問題が簡単だったとしても、合格基準だけでなく合格率が変動する可能性もあるため、難易度と合格ラインを単純に結びつけないことが重要です。
介護支援分野は過去5年間で18点が最高
介護支援分野の合格基準は、過去5年間で14〜18点の範囲でした。
2022年、2024年、2025年には18点が採用されています。
一方、2021年は14点、2023年は17点だったため、年度によって必要な得点が変わることがわかります。
2026年に19点が採用された場合、直近5年間の最高点を1点上回ることになります。
さらに20点となれば、前年から2点上昇し、過去5年間に見られなかった高い基準になるでしょう。
ただし、過去5年間に20点がなかったからといって、2026年も絶対に到達しないわけではありません。
合格基準は問題の難易度で補正されるため、受験者全体の出来が例年と大きく異なれば、高い水準になる可能性も残っています。
19点は近年の実績から一歩上昇した予想、20点はさらに高い水準を想定した予想として捉えるとよいでしょう。
保健医療福祉サービス分野は2022年に26点を記録
保健医療福祉サービス分野では、2022年に35問中26点が合格基準となりました。
その後、2023年は24点、2024年と2025年は25点です。
したがって、26点という合格基準は過去5年間に実際に採用された実績があります。
2026年の問題が例年より解きやすかったのであれば、前年の25点から26点に上昇するという予想には一定の根拠があります。
一方、27点は直近5年間の最高点をさらに1点上回る数字です。
高得点の受験者が多いように見えても、実際の得点分布が確認できなければ、27点まで上昇すると判断することは難しいでしょう。
また、介護支援分野と保健医療福祉サービス分野の合格基準は、それぞれの難易度に応じて補正されます。
そのため、必ず両分野が同じ幅だけ上昇するとは限りません。
例えば、介護支援分野が19点でも、保健医療福祉サービス分野は25点のままという組み合わせも制度上は考えられます。
18点・25点、19点・26点、20点・27点という3つのケースだけに限定せず、分野ごとの基準を確認することが大切です。
自己採点が18〜20点・25〜27点なら合格の可能性はある?

自己採点が介護支援分野18〜20点、保健医療福祉サービス分野25〜27点の場合は、正式な合格基準によって判定が変わります。
前年と同じ18点・25点であれば基準を満たす人でも、20点・27点まで上がれば基準に届かない場合があります。
ここでは、想定する3つの合格ラインで自己採点結果がどう変わるかを比較します。
| 自己採点(介護支援/保健医療福祉) | 基準18点・25点 | 基準19点・26点 | 基準20点・27点 |
|---|---|---|---|
| 18点・25点 | 両分野クリア | 基準未達 | 基準未達 |
| 19点・26点 | 両分野クリア | 両分野クリア | 基準未達 |
| 20点・27点 | 両分野クリア | 両分野クリア | 両分野クリア |
※表はそれぞれの予想点数が正式な合格基準になった場合の比較です。合格を保証するものではありません。
自己採点が18点・25点だった場合、前年と同じ合格基準なら両分野で基準を満たします。
ただし、どちらかの基準が1点でも上昇すると、その分野で届かなくなる可能性があります。
19点・26点だった人は、今回の中心予想どおりであれば両分野とも基準を満たしますが、さらに合格ラインが上がる場合は注意が必要です。
20点・27点を取れている人は、今回比較した3ケースではすべて基準を満たします。ただし、それより高い基準が採用されないと確定しているわけではありません。
なお、ケアマネ試験は60問の合計点だけでは合否を判断できません。
東京都福祉局の公式合格基準によると、介護支援分野と保健医療福祉サービス分野のそれぞれで基準点に達する必要があります。
例えば、自己採点が介護支援分野19点、保健医療福祉サービス分野30点だった場合、合計は49点です。
しかし、介護支援分野の基準が20点になれば、もう一方の分野で高得点を取っていても基準を満たしません。
反対に、19点・26点が正式な合格基準となった場合、両分野でその点数以上を取れていれば合格となります。
自己採点するときは、必ず次の2点を分けて確認してください。
- 介護支援分野25問中、何点正解できたか
- 保健医療福祉サービス分野35問中、何点正解できたか
特にボーダーライン付近の人は、合計点に余裕があることだけで安心せず、各分野の得点を確認しておきましょう。
また、解答速報と正式な正答が異なる可能性もあるため、1点差で合否が変わりそうな人は、現段階で結果を決めつけないことが重要です。
2026年ケアマネ試験の正式な合格ラインはいつ発表される?

第29回ケアマネ試験の合格発表日は、2026年11月24日(火)に予定されています。
兵庫県の公式発表でも、全国統一の合格発表日として案内されています。
2026年10月13日時点では、19点・26点や20点・27点といった数字はあくまで予想であり、正式な合格基準ではありません。
過去の試験では合格発表時に正答番号と合格基準が公表されており、2026年も正式な情報を確認するには各都道府県の試験実施機関の発表を待つ必要があります。
試験結果を確認するときは、受験した都道府県の公式ホームページや試験実施機関の案内を確認してください。
なお、合格発表前でも、資格試験対策機関が公開している解答速報で自己採点できます。
ユーキャンは2026年度の解答速報を公開しており、三幸福祉カレッジでは全60問の予想解答と無料の自己採点サービスを案内しています。
資格の大原でも、2026年10月11日実施分の解答速報が公開されています。
ただし、各社の解答速報は独自に作成した予想解答であり、正式な正答とは異なる場合があります。
特に合格ライン付近の点数だった場合は、複数の速報を照らし合わせておくとよいでしょう。
解答が分かれている問題があれば、その問題によって自己採点結果が変わる可能性も考慮してください。
また、解答速報で高得点だった人が多く見えても、実際の合格ラインが高くなると決まったわけではありません。
最終的な合否は、11月24日に予定されている正式発表で確認することになります。
まとめ|2026年ケアマネ試験の合格ラインは20点・27点になる?

2026年の第29回ケアマネ試験の合格ラインは、介護支援分野19点、保健医療福祉サービス分野26点を中心に予想しています。
今年の試験は簡単だったという声もあるため、前年の18点・25点から合格基準が上昇する可能性があります。
ただし、20点・27点という数字は、過去5年間の最高点を上回る高い水準です。
試験直後の感想やSNSの自己採点報告だけでは、受験者全体の得点分布まではわかりません。
そのため、18点・25点のままになる可能性もあれば、19点・26点や、それ以上に上がる可能性も残されています。
20点・27点まで上がると決まったわけではないので、その点数に届かなかった人も、現段階で不合格だと判断する必要はありません。
今は分野ごとに自己採点を確認し、正式な合格基準が発表される2026年11月24日(火)を待ちましょう。
予想と確定情報を分けて確認することが大切です。
参考・出典
- 東京都福祉局|令和7年度(第28回)介護支援専門員実務研修受講試験の合格基準
- 東京都福祉局|介護支援専門員の試験情報・過去の合格基準一覧
- 厚生労働省|第28回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について
- 兵庫県|第29回介護支援専門員実務研修受講試験の実施
- スキマ資格|2026年第29回ケアマネ試験の講評・難易度
※調査・記事作成日:2026年10月13日。2026年の合格ラインは未発表です。本文に記載した予想は、過去の公式合格基準と試験後の情報を踏まえた独自の見解であり、正式な合格基準や合否を保証するものではありません。
