「いいねしようとしたらブロックされてた」「取引もしてないのに…」そんな経験、ありませんか。
メルカリではブロック機能が気軽に使われる一方で、その理由が分からずモヤモヤする人も多いですよね。
でも、実はブロックの多くは相手の“自衛目的”で行われているだけで、あなたが悪いとは限りません。
この記事では、メルカリでブロックされる仕組みと、よくある7つの理由、そして安全に行動するためのステップをわかりやすく解説します。
読み終えるころには、「なぜブロックされたのか」よりも「どう行動すれば安心か」がはっきり見えてくるはずです。
メルカリでブロックされたときに起きることをまず整理しよう

「いいねしようとしたらブロックされていた」「コメントできない」といった経験、ちょっとショックですよね。
でも焦る前に、ブロックされたときに実際にどんな制限が起きるのかを理解しておくことが大切です。
ここでは、メルカリのブロック機能の仕組みを分かりやすく整理します。
ブロックされると何ができなくなる?
メルカリのブロック機能は、特定のユーザーからの「購入・コメント・いいね・フォロー」を制限する仕組みです。
つまりブロックされると、その相手の商品に対してこれらの操作が一切できなくなります。
また、ブロックは出品者・購入者のどちらからでも行うことができます。
| できなくなること | 内容 |
|---|---|
| 購入 | ブロックされた相手の商品を購入できない |
| コメント | 商品ページにコメントを投稿できない |
| いいね | ハートマークを押しても反映されない |
| フォロー | 相手のプロフィールをフォローできない |
ブロックとは「関わりを断つための壁」を作るようなものです。
ただし、その壁はお互いが見えないように設計されています。
通知が来ない理由と「気づく瞬間」
ブロックされたとき、メルカリから通知は一切届きません。
これは、相手に余計なトラブルを生まないための仕様です。
多くの場合、ユーザーがブロックに気づくのは「いいねしようとしたとき」や「コメントを書こうとした瞬間」です。
そのときに初めて「このユーザーには操作できません」といったメッセージが表示されます。
つまり、“ブロックされたことに後から気づく”のは当たり前なんです。
いつブロックされたのかを知る方法はなく、通知履歴にも残りません。
いつブロックされたか分からないのは普通
「昨日は見れたのに今日見れない」「急にブロックされた」と感じても、それが本当に“突然”だったかどうかは分かりません。
メルカリの仕様上、ブロックされたタイミングはユーザー側からは確認できない仕組みです。
なので、気づいたときにはすでに制限がかかっている、という状態になります。
“突然”ではなく“気づくのが遅れるだけ”というのが正確な理解です。
これは誰にでも起こる自然なことなので、深く気にしすぎる必要はありません。
ここまでを整理すると、メルカリのブロックは「気づかないうちに発動され、操作した瞬間に分かる」という性質を持っています。
次の章では、そんなブロックを行う人の心理や目的を具体的に見ていきましょう。
相手がブロックしてくる主な理由7つ【あなたが悪いとは限らない】

「取引もコメントもしたことがないのに、なぜブロックされたんだろう…?」と感じる人は多いです。
でも実際は、メルカリのブロックは“相手の防衛反応”として使われていることが多く、あなたが悪いとは限りません。
ここでは、よくある7つの理由を整理しながら、出品者や購入者がどんな心理でブロックしているのかを見ていきましょう。
トラブル回避の“先手ブロック”とは?
特に出品数が多いユーザーほど、トラブルを避けるために「先にブロックしておこう」と考える傾向があります。
値下げ交渉や返品対応などのストレスを避けたいという心理が背景にあります。
つまり、まだ何もしていなくても“クレーム予防”としてブロックされるケースがあるのです。
あなたに非がなくても、自衛目的でブロックされるのは珍しくないという点を覚えておきましょう。
| よくあるきっかけ | 出品者の心理 |
|---|---|
| 過去に値下げ交渉が多かった購入者 | トラブルの予感を感じて先手で防ぎたい |
| 丁寧すぎるコメントや質問 | 神経質・面倒と思われることもある |
情報が少ないアカウントは警戒されやすい
プロフィールが初期アイコンのままだったり、自己紹介が空欄だったりすると、出品者からは「取引に不安がある人」と見なされやすいです。
特に評価が少ない新規ユーザーは、トラブル防止のために一括ブロックされることもあります。
「まだ始めたばかりだから仕方ない」は通用しないのが現実です。
プロフィールに一言でも丁寧な説明を書いておくと、誤解を防げます。
転売や同業と誤認されるケースも
出品者の中には、「同業者に商品を見られたくない」と感じる人もいます。
あなたがたまたま似たジャンルの商品を出していると、「転売ヤーかも」と誤解されることがあります。
閲覧履歴や“いいね”の傾向から警戒される場合もあり、いわば「職業的ブロック」と言えます。
| 誤認ブロックの原因 | 具体例 |
|---|---|
| 似たカテゴリーの商品を販売 | 同業者・転売目的と勘違いされる |
| 複数の商品を短時間で閲覧 | 仕入れチェックと誤解される |
誤操作・まとめブロックの可能性
意外と多いのが、出品者が大量のユーザーを一括でブロックしようとして誤操作するパターンです。
スマホ操作では、タップミスや画面の誤認が起きやすく、意図せずあなたをブロックしてしまうことがあります。
この場合、相手に悪意はなく、単なるミスです。
「自分が嫌われた」と思い込む前に、誤操作の可能性を思い出すことが大切です。
過敏な出品者が増えている背景
最近では、取引マナーに敏感な出品者が増えています。
メルカリ外で嫌な経験をした人や、過去にトラブルに巻き込まれた人ほど、“自分を守るための防衛ブロック”をしがちです。
また、「コメント必須」「低評価の人お断り」などの独自ルールを持つ出品者も存在します。
これらのルール自体はメルカリの利用規約で“迷惑行為”とされていますが、現実にはまだ多いのが実情です。
相手がルールを守っていない=あなたが悪い、ではないことを覚えておきましょう。
このように、ブロックの背景にはさまざまな事情があります。
あなたを狙ったものとは限らないという視点を持つだけで、気持ちがぐっと楽になります。
次の章では、「ブロック以外の原因で操作ができなくなるケース」も確認していきましょう。
本当にブロック?他の原因をチェックしよう
「ブロックされていると思ったら、実は別の原因だった」というケースも少なくありません。
ここでは、ブロック以外で「いいね」や「コメント」ができなくなる主な理由を整理します。
特に、アカウントの制限やアプリの不具合などは見落としがちなので、冷静に確認していきましょう。
「アカウント制限」で似た現象が出る場合
メルカリでは、規約違反の可能性がある行動を検知すると、一時的に機能制限がかかることがあります。
この「利用制限」は、ブロックとほぼ同じように「いいね」や「コメント」ができなくなるため、見た目だけでは区別がつきにくいです。
| 利用制限がかかる主な原因 | 説明 |
|---|---|
| 短時間に大量の操作 | スパム行為と判断される場合がある |
| 通報を複数回受けた | 他ユーザーからの報告が多いと一時制限対象に |
| メルカリ規約違反の疑い | 禁止商品・不適切な出品内容など |
このような制限がかかると、システム上で「いいね」や「コメント」が反応しなくなります。
ブロックではなく“システム側の一時制限”の可能性もあるということです。
確認方法としては、アプリの「お知らせ」→「事務局メッセージ」をチェックするのが有効です。
アプリや通信エラーの一時的トラブルも
意外と多いのが、メルカリアプリの不具合や通信環境による一時的なエラーです。
アプリのキャッシュが溜まっていたり、ネット接続が不安定だったりすると、操作が正しく反映されないことがあります。
| トラブルの種類 | 対処法 |
|---|---|
| アプリが重い・ボタンが反応しない | 一度アプリを再起動し、キャッシュを削除する |
| Wi-Fiや通信の不安定さ | 通信環境を切り替えて再試行する |
| 古いバージョンのアプリ使用 | 最新バージョンにアップデートする |
「ブロック表示に似ている不具合」は意外と多いため、慌てずに基本的な確認をしてみましょう。
特に、他のユーザーにも同じ現象が出ている場合はアプリ側の一時トラブルであることがほとんどです。
もし複数の商品で「いいねできない」「コメントできない」が続く場合は、いったん時間を置くのが正解です。
メルカリのシステムが自動的に回復するケースもあります。
ここまで確認して「やっぱり特定の相手だけ操作できない」と分かった場合、それは本当にブロックの可能性が高いです。
次の章では、同じ出品を複数並べている出品者が“詐欺なのかどうか”を見極める方法を解説します。
同じ出品が複数あるのは詐欺?正しく見抜く方法
「まったく同じ写真と文章の出品が3つ並んでいる…」こんな光景を見たことはありませんか。
一見すると「怪しい」「詐欺かも」と感じますが、必ずしもそうとは限りません。
ここでは、同じ商品を複数出している出品者の意図と、詐欺の可能性を正しく見分けるポイントを解説します。
詐欺じゃないケースも多い理由
まず、複数出品だからといってすぐに詐欺と決めつけるのは早計です。
実際には、在庫が複数ある出品者や、販売を効率化したい業者が「同じ内容を複数出す」ケースも多く見られます。
| 詐欺ではない可能性が高いケース | 具体例 |
|---|---|
| 在庫が複数ある | 同一商品を複数個持っているため、1つずつ出品している |
| 出品を新しく見せたい | 露出を上げる目的で同じ商品を再出品する |
| 業者的な運用 | テンプレ文・同一写真を使って効率化している |
「評価数が多い」「長期間取引している」出品者なら詐欺の可能性は低めと考えられます。
ただし、油断は禁物です。
危険度が高い出品の見分け方
明らかに価格が安すぎたり、説明が曖昧だったりする場合は要注意です。
以下のような特徴がある場合は、詐欺やトラブルのリスクが高くなります。
| 注意すべきポイント | 説明 |
|---|---|
| 相場より異常に安い | 市場価格より極端に低い場合は偽物や詐欺の可能性がある |
| 実物写真が弱い | 公式画像や他サイトの転載写真だけだと危険 |
| 説明が曖昧 | 状態や型番をぼかしているのは要注意 |
| 発送元が不明確 | 「手元にない」「取り寄せ」などの記述がある |
「手元にない商品を出品する」行為はメルカリの明確な禁止事項です。
また、他人の写真やECサイトからの転載も禁止されています。
怪しいと思ったら、スクリーンショットなどで証拠を残し、公式に通報するのが安全です。
メルカリ公式が禁止している行為
メルカリでは、利用者の安全を守るために明確なルールが設けられています。
以下のような行為はすべて禁止されており、発見した場合は出品停止やアカウント削除の対象になります。
| 禁止行為 | 内容 |
|---|---|
| 手元にない商品の出品 | 売れてから仕入れて直送する行為 |
| 他人の画像・文章の無断使用 | 他サイトからの転載や盗用 |
| ブランド偽造品の販売 | 商標権を侵害する偽物の出品 |
同じ出品=即詐欺ではないが、「説明が薄い・安すぎる」なら警戒モードに切り替えるのが正解です。
少しでも不安を感じたら、購入を控えるのが最も安全です。
次の章では、そうした不安を感じたときに取れる「安全な行動ステップ」を紹介します。
安全に行動するためのステップ4選
「ブロックされた」「怪しい出品を見かけた」とき、最も大切なのは焦らず安全寄りに行動することです。
ここでは、メルカリでトラブルを避けるためにできる具体的な行動ステップを4つ紹介します。
どれもすぐ実践できる内容なので、状況に合わせて取り入れてみましょう。
代替出品者から購入する
最もシンプルで安全なのは、「ブロックしてきた相手の商品にこだわらない」ことです。
メルカリは商品数が非常に多く、似た商品が別の出品者から見つかることがほとんどです。
ブロック相手に執着するより、別の出品者を探すほうが早くて安全です。
| おすすめの対応 | 理由 |
|---|---|
| 検索条件を少し変えて探す | 同じ商品が別の価格帯で出てくることが多い |
| 評価の高い出品者を優先する | トラブルのリスクを減らせる |
ブランド品は「あんしん鑑定」を利用
ブランド品や高額商品を購入する際は、「あんしん鑑定」対象かを必ず確認しましょう。
対象商品には商品ページに「あんしん鑑定利用可能」と表示されます。
万が一偽物であっても、メルカリが鑑定を行い対応してくれます。
公式の仕組みを使うことが、最も確実な自己防衛です。
怪しい出品は「通報」でOK
「この出品、ちょっと怪しいかも」と感じたら、購入せずに通報しましょう。
商品ページ右上のメニューから「この商品を報告」を選ぶだけで、メルカリ事務局に通報できます。
特に、ブランド偽造品や明らかに不適切な出品は“買わずに報告”が公式の推奨です。
| 通報のタイミング | 具体例 |
|---|---|
| 商品説明が不明確 | 状態や内容がぼかされている |
| 画像が転載っぽい | 他サイトで見た写真と一致する |
| 相場より安すぎる | 明らかに不自然な価格設定 |
購入後に問題があった場合の対応手順
もし購入後に「偽物かも」「説明と違う」と感じた場合は、すぐに評価をせず、事務局に連絡しましょう。
メルカリでは、評価をしてしまうと取引が自動的に完了してしまうため、返品対応が難しくなります。
トラブル発生時は“評価せずに報告”が鉄則です。
| トラブル時の正しい流れ | ポイント |
|---|---|
| 商品受取後に違和感を感じた | 評価せずに「取引メッセージ」で連絡 |
| 事務局に報告 | 「お問い合わせフォーム」から相談可能 |
| 事務局が介入して調査 | 状況に応じて返金・返品対応あり |
このように、冷静に対処すればトラブルは未然に防げます。
「焦らず・関わらず・公式へ相談」が安全行動の3原則です。
次の章では、今回の内容をまとめつつ、「ブロック=悪意」とは限らないことを改めて整理します。
まとめ:ブロック=悪意とは限らない、冷静に判断しよう
ここまで見てきたように、メルカリでブロックされる理由はさまざまです。
多くの場合、出品者や購入者が「トラブルを避けたい」「安心して取引したい」という気持ちから行う防衛的な行動にすぎません。
最後に、今回の内容を簡潔に整理しておきましょう。
仕様としてのブロックを理解する
メルカリのブロック機能は、通知が行かない仕様であるため、いつブロックされたかを知ることはできません。
また、ブロックされると「購入・コメント・いいね・フォロー」ができなくなります。
ブロックされたことに気づくのは操作した瞬間であり、それは自然なことです。
| ポイント | 説明 |
|---|---|
| 通知なし | ブロックされてもお知らせは届かない |
| 行動制限 | 購入・コメント・いいね・フォローが不可能に |
| 発動タイミング不明 | いつブロックされたかは分からない |
無理に関わらず「安全寄り」に切り替える
ブロックされた相手に執着すると、時間も気持ちも消耗します。
同じ商品を別の出品者から購入したり、ブランド品なら「あんしん鑑定」を活用したりすることで、安全に取引を続けることができます。
ブロック=拒絶ではなく、“その人とは縁がなかった”くらいの気持ちでOKです。
また、怪しい出品を見かけたときは購入せずに通報し、必要に応じて事務局へ相談しましょう。
これが、自分の取引を守る最も確実な方法です。
メルカリでは「自分を守る意識」も立派なマナーです。
ブロックされた理由を深く考えすぎず、冷静に安全行動へ切り替えることで、快適な取引を続けることができます。
