AirPods Pro 第2世代の片耳がペアリングできない?世代が違う原因

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メルカリなどでAirPods Pro 第2世代の片耳だけを買ったのに、「世代が違う」と出てペアリングできない…そんなトラブルに悩んでいませんか。

実はこのエラー、見た目が同じでも内部仕様が異なる「USB-C版」と「Lightning版」の混在や、「探す(Apple ID)」の紐づけが残っていることが主な原因です。

この記事では、AirPods Pro 第2世代の片耳がペアリングできないときに考えられる原因3つと、Apple公式が推奨する確実な解決手順をわかりやすくまとめました。

モデル番号の見分け方から、出品者への依頼文テンプレ、そして再設定のコツまで、この記事を読めばすべて解決できます。

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AirPods Pro 第2世代 片耳がペアリングできないときの基礎知識

AirPods Pro 第2世代の片耳だけがペアリングできないとき、多くの人が「なぜ?」と戸惑いますよね。

でも実は、原因の多くはモデルの違いや、Appleアカウントの設定など、いくつかのパターンに絞られます。

ここでは、まず最初に知っておきたい基本の仕組みを整理していきましょう。

AirPods Pro 第2世代でもモデルが2種類ある理由(USB-C版とLightning版)

AirPods Pro 第2世代は、外見がそっくりでも内部仕様が異なる2モデルが存在します。

2022年発売のLightning版(A2698 / A2699 / A2931)と、2023年発売のUSB-C版(A3047 / A3048 / A3049)です。

この違いが、片耳だけを別モデルから買ってしまった場合に「世代が違う」と表示される主な原因になります。

発売年 接続端子 モデル番号
2022年 Lightning A2698 / A2699 / A2931
2023年 USB-C A3047 / A3048 / A3049

ポイントは、見た目では判別できないということ。

片耳だけをメルカリなどで購入した場合、手元のケースと型が違うとペアリングできません。

「世代が違う」「AirPodsの不一致」が出る仕組みとは?(Apple公式)

iPhone上で「世代が違う」「AirPodsの不一致」などと表示されるとき、実際にはAirPodsの内部識別番号(モデルID)が一致していない状態を意味します。

Apple公式ではこの現象を「Mismatched AirPods」と呼び、異なる世代やアカウント紐づけ、偽物などが原因で出ると説明しています。

つまり、外見が第2世代でも内部の認識データが違えば、同じ製品としてペアリングできないのです。

そもそも“ペアリングできない”ときにまずチェックすべき基本項目

AirPodsの不一致以外にも、基本的な設定や接続の問題で片耳だけ認識されないことがあります。

以下の3点をチェックしてみましょう。

チェック項目 確認方法
Bluetooth設定 iPhoneの設定 → Bluetooth → AirPodsが登録されているか確認
バッテリー残量 ケースを開けたときにランプが点灯するか
充電ケースの接触 AirPodsを差し込んだときに「カチッ」とはまるか

これらの基本を確認しても直らない場合、次の章で紹介する「3つの主要原因」に当てはまっている可能性が高いです。

AirPods Pro第2世代の片耳がペアリングできない主な原因3つ

ここからは、AirPods Pro 第2世代の片耳がペアリングできないときに、実際によくある原因を3つに分けて解説します。

「世代が違う」と表示されるケースも、ほとんどはこの3つのどれかに当てはまります。

① Lightning版とUSB-C版を混ぜている

第2世代のAirPods Proは、USB-C版とLightning版でモデル番号が異なります。

見た目は同じでも内部チップが違うため、異なるモデルを片耳ずつ組み合わせると、iPhoneは「別世代」として認識してしまうのです。

モデル モデル番号 対応年
Lightning版 A2698 / A2699 / A2931 2022
USB-C版 A3047 / A3048 / A3049 2023

片耳だけ買い直した場合、必ず手元のAirPodsとケースのモデル番号が同じグループに属しているか確認してください。

違っていた場合は、ペアリングを試しても何度やってもエラーになります。

結論として、モデル番号が異なる組み合わせは物理的にペアリングできません。

② 前の持ち主の「探す」から削除されていない

メルカリや中古販売で購入したAirPods Proがペアリングできないとき、意外と多いのが「探す」に登録されたままのケースです。

AirPodsはApple IDと紐づいており、出品者がiCloudや「探す」アプリで登録を解除していないと、新しい持ち主が接続できません。

状態 現象
探すに紐づいたまま 「世代が違う」または「他人のAirPodsです」と表示
解除済み 通常通り接続できる

出品者にお願いする場合は、以下のように伝えるとスムーズです。

【依頼文テンプレ】

AirPodsが「探す」で別Apple IDに紐づいている可能性があるようです。お手数ですが、そちらのApple IDの「探す」またはiCloud設定から当該AirPodsを削除(登録解除)していただけますか?

Apple公式も「探す」が有効な状態ではペアリングできないと明記しています。

③ 偽物・内部不一致・故障の可能性

最後に、見た目は本物に見えても内部構造が異なる非純正品や、チップの不具合による故障が原因のケースもあります。

偽物やコピー品の場合、モデル番号や刻印が微妙に異なり、Appleデバイスに接続できません。

確認項目 偽物の特徴
シリアル番号 Apple公式サイトで検索しても表示されない
刻印 文字がにじんでいたりフォントが異なる
ケースの質感 マット感が違う、LEDランプ位置がズレている

純正かどうかは、Apple公式サイトでシリアル番号を入力すればすぐに確認できます。

もし純正でも片耳だけが動作しない場合は、内部チップの同期ズレや、ケース側の接点不良などの故障が考えられます。

偽物・故障の可能性がある場合は、Apple正規サービスプロバイダで点検を受けるのが確実です。

片耳だけ買ったときの正しいセットアップ手順

片耳だけを買い足した場合、通常の接続手順ではうまくいかないことがあります。

これは、AirPodsの内部でペアリング情報が左右それぞれに保存されており、新しい片耳を「交換品」として認識させる必要があるためです。

この章では、Apple公式が案内している「交換品としてのセットアップ方法」を紹介します。

Apple公式の交換用AirPod設定手順(replacement setup)

Appleは、片耳を交換・追加したときに専用の再設定手順を推奨しています。

この手順を行うことで、新しい片耳がケース内で正しく同期され、ペアリング可能になります。

ステップ 手順の内容
1 両方のAirPodsを充電ケースに入れる
2 ケースを電源に接続して、フタを閉じたまま20分待つ
3 ケースのフタを開け、背面ボタンを15秒長押し(ランプがオレンジ→白点滅に変化)
4 iPhoneのBluetooth設定で、既存のAirPods登録を「このデバイスの登録を解除」
5 もう一度フタを開け、iPhone画面の接続アニメーションから接続

この手順は単純に見えますが、20分待つ工程を省くと失敗しやすいです。

内部で左右のファームウェアが同期するのに時間がかかるため、焦らず待つのがポイントです。

一度セットアップに失敗したときのリトライ手順

もし上記の手順でうまくペアリングできなかった場合、次のリトライ方法を試してください。

  • ケースの充電状態を確認(バッテリー残量が十分あるか)
  • AirPodsの片耳を入れ替えて再度15秒長押し
  • iPhoneのBluetooth設定を「オフ → オン」に切り替えてから再試行

AirPodsが古いペアリング情報を保持していると、再設定が失敗することがあります。

そのため、Bluetooth設定で「このデバイスの登録を解除」を行ってから再接続するのが効果的です。

Bluetooth再設定・iPhone側のリセット手順

iPhone側で設定が残っていると、AirPodsの再認識がブロックされることがあります。

以下の手順でBluetooth設定をリセットしてみましょう。

手順 操作内容
1 設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット
2 「ネットワーク設定をリセット」を選択
3 Bluetooth・Wi-Fi設定が初期化される
4 再起動後にAirPodsを接続し直す

再設定しても「世代が違う」と出る場合は、ハードウェア的にモデル不一致か、「探す」未解除の可能性が高いです。

「世代が違う」と出たときの具体的な対処法まとめ

ここでは、AirPods Pro 第2世代を使っていて「世代が違う」と表示されたときの具体的な解決策を紹介します。

このエラーは一見難しそうですが、順番に確認していけばほとんどのケースで原因を特定できます。

モデル番号・アカウント・設定の3方向からチェックしましょう。

モデル番号から正しい組み合わせを見分ける方法

最初に確認すべきは、左右のAirPodsと充電ケースのモデル番号です。

AirPods Pro 第2世代は、「USB-C版」と「Lightning版」でそれぞれ異なる型番になっています。

タイプ モデル番号 発売年
Lightningケース版 A2698 / A2699 / A2931 2022
USB-Cケース版 A3047 / A3048 / A3049 2023

本体やケース裏面に刻印されている「A」から始まる番号を照らし合わせましょう。

もし左右またはケースが別グループ(LightningとUSB-C)に混在していたら、それは物理的に接続できません。

同じモデル番号グループで揃えるのが唯一の解決法です。

「探す」から出品者に削除してもらう依頼文例

モデル番号が一致しているのにエラーが出る場合、出品者のApple IDに紐づいたままの可能性があります。

Apple公式も「探す」登録が解除されていないAirPodsは、別のユーザーに接続できないと案内しています。

出品者に以下の文面を送るとスムーズです。

【削除依頼テンプレ】

AirPodsが「探す」で別のApple IDに紐づいているようです。お手数ですが、iPhoneまたはiCloudの「探す」から当該AirPodsを削除(登録解除)していただけますか?

削除完了後にもう一度接続を試すと、すぐにペアリングが完了することが多いです。

それでも直らない場合の最終手段

すべて確認しても「世代が違う」エラーが出る場合は、以下のような可能性があります。

  • 片耳のファームウェアが古く、もう片方と同期できない
  • 内部チップの不一致(非純正・修理歴あり)
  • 充電ケースが別モデルのもの
状況 対応策
ファームウェア差異 Apple Storeで最新バージョンに更新してもらう
チップ不一致 Apple正規品の片耳を購入し直す
ケース違い 同一モデルのケースと組み直す

ここまで対応しても直らない場合は、Appleサポートに相談し、製品番号を伝えて照合してもらうのが最短ルートです。

「Mismatched AirPods」エラーは、Apple内部でもサーバー側で一致判定を行っているため、ユーザー側で完全に解消できないケースも存在します。

Apple公式または正規サービス店で診断を受けると、原因が確実に特定できます。

まとめ:AirPods Pro第2世代の片耳がペアリングできないときは「型の不一致」が最多原因

ここまで、AirPods Pro 第2世代の片耳がペアリングできないときの原因と対処法を見てきました。

複数の可能性がありますが、実際のところ最も多い原因は「Lightning版」と「USB-C版」を混ぜていることです。

Apple内部では別の世代として扱われるため、同じ「第2世代」でもペアリングができません。

主な原因 特徴 解決法
モデル不一致 USB-C版とLightning版が混在 同じモデル番号で揃える
探す未解除 前の持ち主のApple IDに紐づいたまま 出品者に削除依頼
非純正・故障 シリアル不一致・偽物・内部ズレ Appleサポートで診断

「世代が違う」と出たら、まずモデル番号を確認して揃える。

それでも解消しない場合は、「探す」の紐づけ解除とAppleサポートへの相談が最も確実です。

中古や片耳販売の商品を購入する際は、モデル番号を必ず確認しておくと、後々トラブルを避けられます。

AirPodsは同じ第2世代でも「内部が異なる別製品」として扱われることを理解しておきましょう。

最後に一言でまとめると、AirPodsのペアリングトラブルは「確認力」で防げます。

モデル・アカウント・設定、この3つを整えるだけで、快適に使えるようになります。

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